中塚一宏の「いっこうで行こう！」

独立行政法人改革関連法案、国会提出へ

国会は本会議以外は開店休業状態。その意味では時間ができてますが、本会議が連日３時間行われるので、その分のしわ寄せが早朝と夕方から夜にかけてくる。やはり一日２４時間では足りない。

本日の朝の閣議で「独立行政法人通則法の一部を改正する法律案」「独立行政法人通則法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案」が閣議決定。１０年経った独立行政法人制度を抜本的に見直し、役員の公募のあり方や、サンセットなどを盛り込んだ法案です。

早朝、内閣府副大臣室入りすると、デスクの上に法案がおいてありました。まるで電話帳のような厚み。関係者の尽力に感謝ですが、これからの国会審議こそ本番。もうひと頑張りしないと。

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国家戦略会議

本日、初めて国家戦略会議に出席。金融担当副大臣として。

会議の中身は新成長戦略。地域戦略特区構想や東北地方のバイオメガバンク構想など。

中には医療イノベーション構想があって、ドラッグラグ、デバイスラグなど、聞いていると私の担当する規制・制度改革とダブる内容。

会議中、規制・制度改革担当大臣の岡田副総理から目配せがあって、何か発言しろ、ということか。ひとまず拝聴することにしました。

いずれにせよ、医療イノベーションのみならず、２１世紀の日本にとって大切な課題。国家戦略会議と行政刷新会議、より密接に連携してゆかねばなりません。

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「慈悲」の心

それにしてもいろいろなことが起こる。テレビや新聞の伝えることだけが政治じゃない。

さて、学生の頃、比叡山延暦寺に居候しておりました。居候だから修行したわけではありませんが、門前の小僧よろしく、少しは仏様の教えも聞きかじりはしました。

「慈悲」という言葉には、楽を与え、苦を抜くという意味があるのだそうです。単に憐れに思うことではないとのこと。

目先の帳尻合わせばかりにこだわって、耳に甘い話ばかりをすることは、相手のためにならない。厳しい現実かも知れないけれど、事実を伝えて、その上でできる限りのことをしてあげることこそが、本当の慈悲。苦を抜き楽を与えるためには、時として厳しく辛い判断をしなければなりません。

福島第一原発対応に復帰して２ヶ月。「慈悲」の心を忘れてはならんな、と思う。

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第一回「行政改革に関する懇談会」

７日、「行政改革に関する懇談会」の初会合が総理官邸で開かれ、担当副大臣として出席、司会進行と終了後の記者会見も私の仕事。

委員をお願いした皆さんは経営者が多く、たいへん参考になる意見を多くいただきました。行政は公共サービスを提供するという使命を負っていますが、放っておくと肥大してしまう。不断の見直しが必要なわけで、行政改革は常に行わねばなりません。特に財政が破綻寸前の今、どのように国家を運営するのか、戦略性が問われます。役人が納得し、国民が納得して協力してくれないことには実行できない、というご意見を頂きました。

「入るをもって出るを制する」のは当然のこと、「『おカネはこれしかないのだから、これで工夫してやってくれ』と、公務員にお願いし徹底するべきで、それを実行するのがリーダーたる政治家の役割」という、至極真っ当な、とても重いご意見が。当たり前のことですが、改めて背筋が伸びる思いです。

まずは行政改革に関しての理念についてフリートーキング、次回はそれをふまえて個別政策にも踏み込んでいく予定です。

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円高・株安

フランス大統領選挙でサルコジ氏敗北。ギリシャでも与党が過半数割れ。

今日は早朝からユーロはドルに対しても円に対しても下落。選挙の結果を反映と、マーケット関係者。

私たち日本人がヨーロッパのことをよく分かっているかといえば、そうではありません。だからサルコジ氏が負けた理由も、ギリシャで与党が過半数割れした理由も、何が原因かは確定的なことは言えません。大事なことは選挙結果を受けて為替や株価が動く、ということ。

同様にヨーロッパの人たちが日本のことをよく分かっているかといえば、そうとも限らない。いずれにしても、政権選択・政策選択がマーケットにいろいろな影響を与えるということ。

政治における民主主義と経済における市場。やはりどちらも理解と納得が必要。

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息子と戦国談議

息子と戦国談議。

息子の関心も電車から始まりムシ(昆虫)、戦国時代に。好きこそ物の上手なれ。自分の関心のあることを覚えるのは驚くほど早い。乾いたスポンジが水を吸収するが如し。昆虫の話題は全くと言っていいほどついていけませんでしたが、戦国時代なら。

息子の贔屓は石田三成、大谷吉継。石田三成については「義を貫いた武人」として近年再評価が進んでいるのだそうな。死んだ私の祖母は豊臣贔屓、アンチ徳川家康だったので、草葉の陰で喜んでいるかも。 かつてドイツ帝国鉄血宰相ビスマスクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」といったとか。歴史に関心を持つのは素晴らしいことだと思う。

石田三成のように「義」を貫く姿は素晴らしい。徳川家康のように志を遂げるためにはどんなまわり道も厭わない忍耐も大切。話はつきません。

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若年層の雇用問題

いま公務員制度改革の関連で民間企業の給与カーブについてヒヤリングを繰り返してますが、高齢者は給与の問題であっても、若年層にとっては職そのものの問題であることがよく分かる。年金の支給開始年齢が上がるにつれて、高齢者は再雇用等によって雇用は継続されますが、その際、給与が下がる分、若年層の雇用する機会が失われるかもしれないと感じます。

他方、企業であれ官庁であれ、やはり若い人が入ってこないと組織自体が活性化しない。２年前にパリのＯＥＣＤ本部を訪問した際も、グリア事務総長が「若年層の雇用問題は世界的な課題だ」と言っておられた。

経済成長が鈍化する中、高齢化社会が若年層に与える影響に、もっと注意を払わねばなりません。

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「いまどきの若い者」考

団塊よりちょこっと上の世代の方と雑談。若者考に。

私は自分のころと比べて、今の若い人は気の毒だと思う。私が大学を卒業したのは平成二年。バブル真っ盛りで、就職なんかなんぼでもあった。工学部出身の同級生が金融機関に就職するのが当たり前だったのがこの頃。

対して今年の大学新卒は平成元年生まれ。物心ついてから「景気が良い」というのを知らない。金利もゼロ金利が当たり前。就職難も常態化。そういう意味でほんとうにたいへんだな、と思う。

他方、段階の世代以上の人は、今の若い人が甘やかされている、という。

これも世代間ギャップか（続く）。

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「立案」と「調整」

連休後半スタート。初日は昨日からの雨のせいで、屋外イベントは総て中止。

普段、政府にいると、目の前の仕事をこなし、打ち返すことが多くなって、ゆっくりと物事を考える時間がなかなか取れません。調整主体。そう言う意味では連休は貴重な時間。

公務がない休日・祝日でも、何かと日程は入ってますが、今日はキャンセルが相次いでぽかっと空いた時間。政策の方向性はもちろん、政権のあり方、そして選挙までの行程。iPadに片っ端からメモ。

なによりもいろいろな人と話をすることが、アイデアをインスパイアをしてゆくことにつながります。これも連休の使い方。

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小学校の国会見学

連休の谷間、選挙区寒川の小学校の国会見学。参観入口でお出迎え。社会科の授業の一環とか。

議員秘書時代から国会見学の案内は、後援会のみならず学校のものも含めて数えきれないくらいこなしてきました。

２０年前と比べると、立派な参観入口もできた。と同時に９１１のテロ以来、セキュリティチェックも格段に厳しくなりました。今日は衆議院では委員会や本会議は開かれていないので、ゆっくりと見学してらえると思う。他方、できればテレビ中継のない委員会なども時間があったら傍聴してほしい。この方がはるかにまじめに議論をしているから。

それにしても、最近の小学校６年生は大きい。おじさん顔負け。

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