今日は選挙区内の中小企業の実情について、事情通の方とディスカッション。中小企業支援というと、金融関係が多いのですが、実際現場ではもちろん金融関係の支援もありがたいのだけれど、もっと必要なことは、仕事がないということなのだそうです。
つまり「中小企業支援とは中小企業を回っても仕方がない。大企業へ行って中小企業のために仕事をつくってもらうことが必要なのだ」とのことでした。例えば、中小企業の中には素晴らしい技術力、それも職人的な技術を持っている会社が多いワケで、そういった中小企業が大企業の発注する試作品などを受注できる環境を整えてこそ、中小企業支援なのだということ。
もうすぐ国会で「貸し渋り・貸し剥がし法案」の審議がスタートしますが、大いに参考にさせていただきながら議論したいと思います。
「中小企業支援とは中小企業を回っても仕方がない。大企業へ行って中小企業のために仕事をつくってもらうことが必要なのだ」
確かに即効性も必要ですが、同時に中期的な視野での支援も求めます。
自立支援と言うスタンスです。
具体的には、売る方法、仕組み、機会といった販売面からの支援、それと考える習慣、生み出す仕組みといったマーケティングの側面からの支援です。
自立した中小を増やすことが、真の支援ではないでしょうか。
投稿情報: 筧 | 2009年11 月 9日 (月曜日) 10:03