温泉バイナリ発電に続いて湯けむり発電を見せていただきました。バイナリ発電機からトコトコ歩いて3分くらい。住宅街の真ん中、温泉街でよく見かけるトラス型の塔の上にちょこんと載っているのが湯けむり発電機。びっくりするぐらいの小ささです。
湯けむり発電は、バイナリ発電機と違って、温泉熱水と水蒸気で直接タービンを回します。写真のものはちょっと大型ですが、それでも十分小さい。冷却水も必要ありません。発電できることは当然分かっていますが、連続運転についてはこれから実証する必要があるとのことでした。
二つの発電機を見せてもらった後、休憩がてら地獄蒸し(温泉蒸気蒸し)料理をつまみながら懇談。これは野菜や魚介類、タマゴなどを温泉の蒸気で蒸す料理。体験型・お店の方の指導のもと、自分で野菜を蒸します。これも立派な自然エネルギー利用。
二つの温泉発電を手がける地熱ワールド工業株式会社の阿部さんが、「自然の恵みは感謝しながら使わないと。再生可能エネルギーといっても乱開発はいけないと思う」とおっしゃっていたのが印象的でした。
コンパクトで既存の施設を利用することができる温泉発電。無限の可能性があると思います。
地熱系は変動リスクがあるでしょうから、組合形式で各地連携でヘッジできれば安心ですね。
投稿情報: 大地 | 2014年11 月10日 (月曜日) 18:53