日本のメディアはあまり伝えていませんが、日本銀行の黒田総裁は、6月に開かれた日銀金融研究所主催2015年国際コンファレンスの挨拶で、ピーターパンの物語を引き合いに出して、「飛べるかどうか疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまう」という言葉があると紹介し「大切なことは、前向きな姿勢と確信」と述べたそうです。
これほどまでにアベノミクスの真髄を伝えている言葉もない。アベノミクスこそは「人々の期待に働きかける」政策だからです。だからここまでの部分で、批判するつもりは全くありません。
一方で、ピーターパンの物語の正式な名称は「ピーター・パンあるいは大人になりたがらない少年」といいます。信じることは大切ですが、少なくともその一方で大人になる(構造改革)が必要なはず。信じているだけでは日本の将来が心もとない。
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