中塚一宏の「いっこうで行こう！」

マスコミとの距離感

今日はタウンミーティングを三回。菅総理の消費税発言に対して質問が噴出するかと思いましたが、そうでもなかったのが印象的。ただしやはり大前提は税金のムダをなくしてくれというのが圧倒的でした。

鳩山政権の失敗について、多くの皆さんからご意見や提案をいただきました。失敗から学ぶのは当然の話。検証し続けたいと思います。

それにしても、直にお話しすると「そんな話は初めて聞いた」という方が圧倒的に多い。そして「もう少し上手にマスコミにアピールできないのか？」というご意見もたくさんいただきます。

マスコミをコントロールするなんてできるわけもありませんが、もう少し丁寧な説明を心掛けた方が良い、これも前政権の失敗からの教訓です。

労働組合

今日は街頭演説やらミニ集会やら後援会支部の役員会やら。選挙だなぁという感じの日程です。

支部役員会では、参議院選挙の支援体制について議論。神奈川県では２名を当選させなければいけないわけで、自ずと議論も白熱します。

中には、かつて労働組合で大活躍された方もいて、質問にはこちらがたじたじになります。その方曰く、「労働組合こそ選挙運動を一生懸命やらなければいかん。経営と交渉して何千円賃上げを勝ち取るよりも、選挙を一生懸命やって政策制度を変えた方が、労働者にとってプラスだ。労働組合はもっと選挙をやらないとダメだ」ということ。

世間ではいろいろ言われていますが、連合さんは民主党にとってはありがたい存在。しかし本来は労働運動をするための組織であって、選挙は二の次三の次です。

労使で話し合っても解決しない課題を解決するのが政治の役割。確かにその方の言うことは正しいのかもしれません。

消費税

今日の閣議で新成長戦略が閣議決定。おとといの財務金融コアメンバー会議（衆参財金委員長、理事、政務三役）では、総理のサミット出発前に、新成長戦略と中期財政フレームを閣議決定したいとのことだったので、本日の閣議で新成長戦略、来週火曜日の閣議で中期財政フレームか。

昨日のマニフェストの発表の際に、総理が消費税に言及。党内でも波紋を呼んでいます。総理はもともと、財務大臣当時、国会で「逆立ちしても鼻血もでないくらいにムダがなくなってからのこと」と答弁しているので、その方針に変わりはないと信じたい。

私自身は以前このブログでも書いたように（２０１０年４月３０日〜５月３日）、消費税を年金目的税化して保険料を引き下げるべきと思う。所得税は最低税率も下がったし、どちらかといえば最高税率を上げる方向の議論がなされているわけで、消費税上げと同時に行うべきは保険料に引き下げ。これなら個人にも企業にも恩恵が行き渡ります。

週明け、中期財政フレームの閣議決定の後、ヒヤリングします。

与党として臨む初めての選挙

今日は久しぶりに終日地元。自宅の最寄り駅で朝の駅頭演説。やはり道ゆく人の声のかかり方が違います。

今度の参議院選挙は、与党として臨む初めての選挙。いままでは公示まで余裕を持って選挙戦に入れましたが、今回だけはバタバタです。

民主党は今まで、攻める選挙はしたことがあっても、守る選挙はしていません。守りつつ攻めることが大切になってくるわけで、その意味においては試行錯誤の連続です。

自前の組織であれ、既成の組織であれ、組織を固める（守る）ためには、政策内容の熟知が必要。今までのように「変える」だけでは選挙はできません。

閉会

通常国会が閉会。与党からは衆参予算委員会の一日ずつの開会を提案したのですが、野党との交渉が折り合わず、やむなく会期通り閉会することとなりました。私が筆頭理事を務めている財務金融委員会も、継続審議になってしまった法案が一件。中身的には全会一致なので、できることなら成立させたかったのですが、残念です。本会議終了後、各党の理事さんにご挨拶回りをして終了。

この国会ではいろいろなことがありました。昨年の政権交代以来、八ヶ月間というものは十年分くらいの感じがしたし、六月に入ってからの二週間は一年分にも感じました。

いよいよ参議院選挙、政治の安定のためにも頑張ります。

内訟録―細川護熙総理大臣日記

内訟録ー細川護煕総理大臣日記（日本経済新聞出版社刊）を読んでいます。政治家の書いた本はあまり読まないのだけれど、この本はとてもおもしろい。自分自身の２０代の記憶とオーバーラップするからでもありますが、細川元総理が教養にあふれ明確な目的意識を持った、傑出したリーダーであったことがよくわかる。

増減税一体にこだわる大蔵省との葛藤や、内部統制をとることができない社会党などを相手に、時分の理想を貫くべく努力をしている姿は、報道ベースで見る「無責任なお殿様」などとはほど遠いものです。

もうちょっと早く出版されていれば、鳩山政権にもいろいろな意味で影響を与えたかもしれないな、とも思いました。

会期延長

鳩山政権失敗の原因は今日はお休み。

国会は、与党の一日延長衆参予算委員会という提案を野党が蹴りました。ということで原則に戻って、会期通り衆参代表質問が終わったら国会を閉じるというのが、民主党国会対策委員会の方針です。

やれやれ。野党が原則論でくるなら、与党も原則論で応じざるを得ません。自民党もまだまだ野党慣れしていません

鳩山政権 失敗の原因

本日もミニ集会。鳩山政権の失敗から学べ、とのご指摘をいただきました。

鳩山政権失敗の原因は数々ありますが、第一はマネージメント能力の欠如だと思う。政治的には優秀であっても、組織を運営する能力は別物です。

例えば事務次官会議を廃止することは良いとしても、それに変わる省庁間の連絡調整システムは機能していたのかどうか。普天間問題をめぐる一連の騒動を見ていると、そう思わざるを得ないようなことが多すぎる。

これは「政治主導」確立のための通過儀礼のようなものですが、政権交代が当たり前となる政治においては深刻な問題。組織運営の経験のない政治家が行政を担うことになるのですから。

バタバタと参議院選挙突入

今日は支援団体の地引き網でご挨拶をしてから、藤沢市北部でタウンミーティング。前内閣の頃に、参議院選挙前に国会の様子を報告しなければ、と思って企画をしたもの。総理交代で事情は変わりましたが、おかげさまで盛況。参議院選挙の際に声がけをお願いせねばなりませんが、自信を持って声がけをいただくためにも、国政を報告しておかねばなりません。明日、来週も続けます。

相変わらず、行政改革、税金のムダ遣いストップへの期待は大きい。特に、一院制についてはぜひやるべしとの激励をいただきました。

午後からは、総支部の幹事長と参議院選挙対策の打ち合わせ。かつて野党の時は、時間があったのですが、与党になって思いのほか忙しい。加えて会期末になっての総理交代。バタバタしながらの選挙戦突入になりそうです。

事前ポスターの張り替えや、ビラの投げ込み、そして公示日の公営掲示板ポスターはり。やらなければならない仕事だけでてんやわんや。高支持率に浮かれている場合ではありません。

大臣交代

本日未明、国民新党の亀井氏が大臣辞任。郵政改革法案がこの国会では成立しないことを受けてですが、社民党とは違って連立離脱はしない。離脱したら法案を通すことができなくなるからで、離脱はしないが大臣を辞任してケジメをつける亀井氏はやはりさすがと思う。

さてこの度の人事で、私が財務金融委員会の与党側筆頭理事をつとめることになりそうで、本日は朝から各党理事の皆さん方にご挨拶回り。審議中の法案の扱いや、請願の処理など、やらねばならないことが山積です。かなり忙しい。

財務大臣も金融担当大臣も変わったので、本来なら委員会で所信を述べてもらって、質疑もやりたいところですが、この会期ではできそうもありません。臨時国会では是非とも充実した審議を行いたいものです。