中塚一宏の「いっこうで行こう！」

千葉県知事選挙の結果を受けて、いろいろなご意見をいただきました。

千葉県知事選挙の結果を受けて、いろいろなご意見をいただきました。敗因はいろいろ分析できますが、意外に皆さんご存じないのは、同日行われた千葉県議会議員補欠選挙。木更津選挙区という、現職防衛大臣の選挙区であり自民党地盤の強い選挙区でありましたが、民主党の推薦候補が、自民党の公認候補に勝ちました。

いただいたご意見は、だいたい３パターン。もともと小沢代表に好意的でない方が、小沢辞めるべしとのご意見。次に私のことや政権交代をご心配いただいて、小沢代表辞めるべしというご意見。そして辞めるべきではない、というご意見です。

いただいたご意見はすべて目を通し、できる限り早めにお返事するようにしています。これからの活動の糧にさせていただきます。ありがとうございます。

やはり金融ではなく実体経済の問題

ロンドンで開催されるＧ２０までに、ＧＭとクライスラーの経営危機に一区切りつけたいということなのでしょう。ＧＭの会長が政権の要請により辞任。オバマ政権の本気度を現しているように感じます。

しかし自動車メーカーの資金繰りを助けるために融資をしたところで、抜本解決にはなりません。車が売れないことには会社の業績は回復しないからです。

その意味では、事業会社を融資で一時的に救済することは対処療法。サブプライムローン問題というバブル崩壊がもたらしている資産デフレを解消して、負の連鎖を食い止めること。そこから景気回復はスタートするのです。

ローン利子控除制度の創設を

日本経済の６割近くを占める個人消費。将来不安の中ではなかなか消費は伸びず、まずは生活の安心を確立することが、景気回復への最優先課題です。

その上で、個人消費を活性化させるための施策が必要。ローンを使って家や車などを購入する際の、利息分を収入から控除する仕組みを導入してはどうかと思います。

単純な遊興費などは除くとしても、耐久消費財のみならず、教育ローンなども対象にしたらよい。消費活性化の一助になると思います。

タウンミーティング 満員御礼

今日もタウンミーティング。良くも悪くも関心が高まっている昨今、たいへん多くの方にご来場いただきました。ありがたいことです。やはりご心配をおかけしているからでもあります。本当に申し訳ない想いでいっぱいです。

やはり政治とカネはテーマのひとつ。第一に、政治家個人が政治資金を集めなくてもよい仕組みづくりが必要なこと。すなわち政党本位の選挙の実現です。第二に民主党のかねてよりの政策であるところの「公共事業受注企業からの政治献金の禁止」。これによって政治不信を払拭する突破口にしたい。そう考え提案しています。

それにしても「政治にかかるカネ」つまり「政治活動の経費」については、もっと説明が必要だなと痛感した一日でした。

内閣人事局 やめた方がマシでは？

麻生総理は新設する内閣人事局の局長に、事務方トップの官房副長官をあてる強い意向とのこと。
「幹部公務員人事を一元的に管理するセクションの長が、官僚」など笑い話にもなりません。焼け太りもいいところ。結局、今まで以上に強大な権限を持つ役所が一つできただけの話。こんなんじゃ、やめた方がマシだと思うのですが、どうでしょうか麻生総理。

「内政は官僚任せ、外交はアメリカ任せ」

中国がドルに代わる国際準備通貨として、国際通貨基金（ＩＭＦ）の特別引き出し権（ＳＤＲ）の活用を提唱。今から２０年以上前、レーガン政権が双子の赤字に悩み、ドルの信頼が揺らいだ時に、学生だった私は全く同じことを考えたものでした。
アメリカが「世界の工場」で、圧倒的な経済力を持っている時には、世界の基軸通貨はドルでも問題はありませんが、現実はどんどん変わりました。新しい提案があってしかるべきで、遅きに失した感もある。
いずれにしても、日本の政治は「内政は官僚任せ、外交はアメリカ任せ」。こういう提言は日本からは出てこない。経済大国としてビジョンを表明することが何よりも求められているのに、です。

マスコミの皆さんにはお分かりいただけないようですが・・・

「自民もダメ、民主もダメ」的なマスコミ報道が垂れ流される中、公務員制度改革の要である内閣人事局のトップを巡って、政府自民党は迷走中です。
内閣人事局長を官僚が担当するようでは話にならん。結局役人任せが続くだけのことです。政権交代の目的は、役人任せの政治を終わらせること。私が指摘してきた通り、「自民もダメ、民主もダメ」で得をするのは官僚です。
政治家よりも官僚の方が権限がある世の中で本当に良いのか？それが問われているわけです。

落涙

小沢代表の公設第一秘書が政治資金規正法違反の容疑で起訴。それを受けて小沢代表が記者会見。

「豪腕の目にも涙」と言うなかれ。小沢代表は、亡くなった母親から「男は言い訳するな、泣き言を言うな」と言い聞かされてきたという。その小沢代表の涙。「つらかったからではない」と述べていましたが、やはりつらかったろうし悔しかったのだろうと思う。

「それでもやらなきゃならない政権交代」。一人でも多くの皆様に理解を得るべく、さらにがんばります。

政治とカネ５ 「ザイン」と挌闘しながら「ゾレン」を目指す

「ザイン」と「ゾレン」、すなわち今現実に起こっていることと、かくあるべきということとは明らかに次元の違う話。
政治は「ザイン」と挌闘しながら「ゾレン」を目指す。今は政治か個人がカネを集め、組織を作って選挙を行うわけですが、やはり政党がカネを集めて政党が選挙を行う仕組みを目指すべきだと思う。そうすれば政治とカネの問題も少なくなるに違いありません。
政党の意義・役割はとてつもなく重い。これも政治改革の重要課題だと思うのです。

政治とカネ４

長い間日本の国では中選挙区制が続いてきたため、政党本位の選挙ではなく、人物本位の選挙となってきました。同じ政党から複数の候補者が立候補するわけですから、政策は似たり寄ったりなので、選択は人物本位になるのはいたし方のないことです。未だに地方自治体の選挙は中選挙区制度で行われています。

候補者本人が、選挙資金をつくり、後援会組織をつくって選挙をするのも中選挙区時代の名残り。小選挙区制度になったのだから、選挙は党営にしてゆくべきで、政党の役割をぜひとも再定義する必要があるのです。