中塚一宏の「いっこうで行こう！」

財政出動と低金利政策

結局経済対策といってもこの二つしかないわけですが、しかしこの二つのアクセルをおもいっきり踏んでいるけれど、果たしてそれで本当に景気が良くなるという保障があるのか？というと疑問も残ります。

低金利はわが国において実践済み。財政出動も、まさに未曾有の額が支出されようとしているわけですが、ようは伝統的な手法を規模だけでかくしている訳ですから、「これで大丈夫」とはとても言えない状況にある。

特に高度情報化社会ですから、人々のマインドも景気動向に大きな意味を持つことになる。景気の動向は十分に注意していかなきゃなりません。

こんな日本に誰がした？

昨日は藤沢市内の敬老会にお邪魔。人生の先輩諸氏としばし懇談。

「昔からムダ遣いはするな、と言われ続けてきたし、言い続けて生きた。それが今はどうだ。国は借金し放題、その借金で集めたカネを国民にバラ撒いて『使え使え』と言う。日本の国はなんでこんなになったんだ」

おっしゃるとおり、この私も息子や娘にはムダ遣いするな、と言い続けてますし、私は父から、借金するな、ローンで物を買うな、クレジットカードも持つな、と言われて育ちました。

国が国民に浪費を勧める日本の国はこれから大丈夫なのか。やっぱりどうもおかしい。

企業・団体献金の禁止

そもそも民主党は、２００３年２００５年の総選挙の際のマニフェストで、「公共事業受注企業からの政治献金の禁止」を公約。私も街頭演説でうったえました。

公共事業といっても土木工事だけではありません。鉛筆や消しゴムの小学校への納入だって公共調達です。その意味では、税金と関係なく商売をしている会社はあまりないのではないかと思います。だから、だったら全面禁止したほうがよいわけで、政治への不信が高まっていることもあり、ぜひ実現するべきだと思う。前回、前々回の公約の延長線上の話だからです。

会期延長

この通常国会は開会が例年より早かったので、会期末は６月３日。提出された補正予算案には関連法案があるようですから、何が何でも成立させるためには、会期延長が不可避となります。

さて延長国会は波乱含み。会期末は解散日程をほぼイコールとなる。今後補正予算案の審議が進んでゆくにつれ、会期延長の幅が決まるわけですが、延長国会の会期末が事実上の解散日となって政局は加速してゆくような気がします。

風任せではなくて

先週は安住淳代議士をお招きして２会場、今日は西岡武夫参議院議員をお招きして２会場。その合間に私自身がお話しするタウンミーティングを３会場。いずれも政治に関心が高まっているからでしょうが、満員。中には厳しいご意見をいただくこともあるのですが、それもありがたいこと。はなっから民主党がイヤな人や政権交代の必要がないと思っている人はお越しにならないからです。

西岡参議院議員が、「言い訳はしてはいけないけれど、説明は丁寧にしないといけない」と言われていましたが、その通りだなと思います。いずれにせよ風任せにならないように、一人でも多くの人にお目にかかってお話をし、しっかりとした組織を作り上げる努力をしてゆきます。

なぜ日本には世襲議員が多いのか？

次の選挙の大きな争点になりそうな世襲議員の立候補制限。その方法論はいろいろですが、その前に何でこんなに世襲議員が多いのか、それを考えることが解決策につながるのでは。

一番の原因、それは日本の選挙が、立候補者個人にあまりにも大きい負担を強いるからだと思う。選挙資金作りや後援会組織作り、すべては候補者個人の努力です。だから誰でも選挙に出られるというわけではない。ある程度の資産を持ち、組織を持っている人のほうが立候補しやすくなる。結果世襲議員が多くなるのです。

だから解決策は、候補者個人ではなくて政党が選挙の主体となるようにすること。そうすれば世襲でなくても候補者になれる。世襲議員は減るはずです。

補正予算は徹底審議を！

先にも述べたように、国債の償還つまり国の借金を返すには６０年かかる。６０年後の世代、私の孫やひ孫から、「爺さんたちはなんてバカなことをしてくれたんだ」と言われないためにも、補正予算案は徹底的に審議する必要がある。

補正予算案を早期に採決しないと、国賊のようにマスコミは言うけれど、いくら未曾有の経済危機だとはいえ、本当に成立させるに値するものなのかどうかはしっかり議論すべき。

私は落選中の身ですが、民主党の国会対応はぜひ厳しくあたってほしいものです。

このところ変わったこと

西松事件以来変わったこと、それは寄付を頻繁に頂くようになったということです。今日も女性の方が事務所に来訪され、「おととい夕方の街頭演説を聞きました」と浄財をご寄付いただきました。

理由は、「つらい思いをしているだろうから」とか「とにかく頑張って欲しい」とかいろいろです。選挙が近づいているということもあると思いますが、今までにはなかったことです。政治とカネの問題に関心が集まっている中、本当にありがたいことです。大切に使わせていただきます。ありがとうございます。

「経済対策」というよりは「選挙対策」

ついこの間２００９年度予算が成立したばかり。実際に予算が執行されておカネが動くのはもうちょっと先になるはずですが、その前にまた補正予算案を編成する。これはいくらなんでもやり過ぎです。
おそらく５ヶ月以内に選挙がなければ、こういう経済対策の補正予算案は出てこなかったに違いない。その意味において「選挙対策」以外の何ものでもありません。借金で将来の税収を先食いしておカネをバラまく。しかしそれが国民に理解されるかどうかは別問題。民主党は厳しく対応した方が良いと思います。

自公の経済対策が評価されないのは当然！

朝日新聞の世論調査によれば、自公政権の追加の景気対策を評価しないというひとが６０パーセント。評価するとした人は２５パーセントでしかありません。
やはりな、と意を強くしました。良識のある方が本当に多い。こんな経済対策、目先のことだけ。目先のことばっかり言ってるから、目先が良くならないのです。
自分を信じ、良識ある皆さんを信じ、これからも頑張ります！