中国がドルに代わる国際準備通貨として、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の活用を提唱。今から20年以上前、レーガン政権が双子の赤字に悩み、ドルの信頼が揺らいだ時に、学生だった私は全く同じことを考えたものでした。
アメリカが「世界の工場」で、圧倒的な経済力を持っている時には、世界の基軸通貨はドルでも問題はありませんが、現実はどんどん変わりました。新しい提案があってしかるべきで、遅きに失した感もある。
いずれにしても、日本の政治は「内政は官僚任せ、外交はアメリカ任せ」。こういう提言は日本からは出てこない。経済大国としてビジョンを表明することが何よりも求められているのに、です。
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