中塚一宏の「いっこうで行こう！」

裸の王様 麻生総理

今日は藤沢青年会議所ＯＢ会。私も４０歳すぎてますから、ＯＢです。
青年会議所と言えば麻生総理。なにせ日本青年会議所の会頭までされたのですから。藤沢青年会議所の先輩の中には、麻生総理と同時代を過ごされた方もいらっしゃいます。
必然的に話題は麻生総理になるわけですが、さすがに青年会議所でも失望されてる方が多い。私は青年会議所、仲間の連帯意識が強くて好きなのですが、その意味において麻生総理は仲間に恵まれていないのではないかと思う。
失言にしても、毎夜のバー通いにしても、漢字の読み間違えにしても、誰かが総理に忠告してあげる、ふりがなをふってあげれば良いだけのこと。ホントの意味において「麻生を男にしてやろう」という人が周りにいないんだな、この意見を言う人が多かったのは印象的でした。

総理の「社会的常識」は？

ＩＭＦ（国際通貨基金）には約１０兆円を融資することを表明。一方、国民生活については、あの評判の悪い定額給付金でさえたったの２兆円。さらにはタダで給油する法律は急いで審議しなければならないという一方、景気対策は後回しでこの臨時国会には予算案を提出せず、通常国会に先送りをする。
総理はG２０で世界各国の景気の状況を肌身で感じてきたはずです。日中経済対話もロシア首相の訪日も年内は無理。おのおの自分の国の国内経済が大変だからですが、日本だけが「経済対策は来年になってから」で本当に良いのでしょうか？
総理の「社会的常識」を疑います。

「国民生活よりも自民党政権の維持」

17日に内閣府が発表した今年度7－9月期の国内総生産の速報値は対前期比でマイナス０・１パーセント。２四半期連続のマイナス成長で、景気は後退局面に入ったと見るべきでしょう。

こんな時に「政局よりも政策」としながら、１２月に国会を開かず自ら提案した経済対策も国会に提出しないなど、とんでもないこと。まさに自民党政権延命のためであり、「経済よりも政局」「国民生活よりも自民党政権の維持」が自民党の本音でしょう。定額給付金の支給方法だって、この国会に補正予算案を提出する気がなかったからこそ、ちんたら議論していたに違いない。

テロ特措法の期限は来年の１月１５日までなので、自民党と公明党がその気なら、期限切れまでに再議決することには何の支障もない。国会が閉会すれば補正予算案を提出することはできないのだから、ぜひ延長してでも補正予算案を審議するべきです。

党首会談、秘められた思惑

「凪ぎ」（なぎ）の様に思えた政局は一転緊迫へ。
色々な思惑を込めての党首会談。ウラの話は憶測の域を出ないので書きませんが、民主党の小沢代表が主張していることは至極正しい。「まずは景気だ」と張り出してあるポスターにある通り、麻生総理は第二次補正予算案を一刻も早くこの臨時国会に提出するべきなのは言うまでもありません。
昨日一昨日とこのブログに書いた通り、「早く解散総選挙に追い込んでくれ」「一刻も早く変えてくれ」という支持者の声に応えられるかもしれない、そう感じます。ＤＥＦＣＯＮ１で頑張ります。

支持者の皆さんに本当に感謝、感謝

今日もミニ集会。そぼ降る雨の中、多くの皆さんにお集まりいただきました。

今までなら「ほんとうにできるの？」という質問が多かったのですが、最近は「とにかく早く変えてくれ」というご意見を多くいただくようになりました。昨年の参議院での与野党逆転で、いろいろな情報公開が可能になったことも大きい。マスコミも政府・自民党の不祥事やムダ遣いを報道せざるを得なくなってしまったからです。ご来場いただいた皆さんのほうが税金のムダ遣い事例を良くご存知でした。

そして本日も出た意見は「早く解散に追い込んでくれ」というもの。もっと迫力ある国会対応を期待する声が圧倒的です。民主党も余計な気を使うことなく、政権交代に向けてまっしぐらに突き進むときです。

支持者の皆さんに感謝

今日もミニ集会。私の方から小一時間話をして、後は皆さんからのご意見をうかがいます。
世の中これほど悪くなると、あまり難しい説明をしなくても、政権交代が必要だと先方から言ってくださる。「俺たちも頑張るよ」と言ってもらえると、勇気百倍です。
中でも特に最近の民主党の国会対策について注文が。昨年あれほど厳しく抵抗したテロ特措法を簡単に認めていいのか、ホントに解散に追い込む気があるのか、というご意見です。私も落選中の身なので、国会対策の詳細は分かりませんが、それでも「早く解散に持ち込んで欲しい」といわれる方々は、とても真剣です。
支持者って本当にありがたいものです。

「平成のバカヤロー解散」？

今日はひたすら電話で支持者にご挨拶。聞かれるのは「解散はいつ？」そのことのみ。
総理はワシントンへ行きましたが、国内では自民党の実力者からは次々と「臨時国会延長せず」の発言が。どうやら政局は「解散しなかった総理」の思惑とは別のところで動き出しているように感じます。
なにせ麻生総理は弱小派閥の人。今のようなバラバラの自民党では通常国会を乗り切ることは容易ではないことはすでに述べた通りですが、これからは麻生総理の想い通りの政局運営はできないのではないか。相次ぐ「臨時国会延長せず」発言のココロは、「麻生氏のやりたいようにはやらせない」という感じがします。
自民党内の権力闘争が「平成のバカヤロー解散」になるかもしれません。

「政局よりも政策」がこの程度か？

定額交付金をめぐる不協和音はとどまるところを知らず。全国市長会からも異論続出とのこと。まあそりゃそうでしょうね。こんな経済政策でなければ社会政策でもないものを打ち出して、さらには２，３年先の消費税増税のおまけつき。語るに落ちるとはこのことです。

さらには、この定額給付金を盛り込んだ補正予算案は、今の臨時国会には提出されないかもしれないらしい。景気対策としての即効性を重視する割にはのんびりしすぎです。来年まで補正予算案を提出しないなら、その間にこの定額給付金その他の経済対策を争点にして、総選挙をやればいい。経済対策を競い合うのは望むところ。まぁ麻生総理にそんな度胸はないでしょうけれど。

消費者態度指数、過去最低

内閣府発表の１０月の消費動向調査によると、消費者態度指数は過去最低を記録。消費者心理は冷え込んでいて、先行き不安を反映しています。
やっぱり定額交付金は経済効果がない。消費者態度指数から見ても分かる通り、とてもじゃないが給付金を消費にまわすような状況にはないということです。
こういう時には、生活コストを引き下げる政策の方が効果がある。ガソリン税の暫定税率を廃止してガソリン価格を引き下げるとか、定額給付金に２兆円使うならそのおカネで消費税率を１パーセント下げるとか。どちらにしても歳出削減とセットで財源を捻出しないことには、消費者態度指数は好転しないでしょうけれど。
やはり今必要な経済政策は、安心・安全をしっかり確保して消費マインドを好転させることです。

求心力・遠心力

定額交付金は結局、所得制限を設けずにバラマキ。申請しない人にはあげないと言う、メチャクチャな制度に。そして道路特定財源から１兆円を地方へ交付する件についても、財務省と国土交通省と総務省で内輪もめ。定額交付金の次は地方への交付金で揉めそうです。

結局のところ、総理はやはり解散総選挙をするつもりだったということでしょう。解散するつもりの「見せ金」だったから、中身がぜんぜん煮詰まっていなかったということ。

しかしそれにしてもこんな調子で来年の通常国会も乗り切れるつもりなのでしょうか？あまりにもヒドイ。落ち込んだ求心力を取り戻すためには、通常国会前に内閣改造か？それとも解散総選挙か？自民党内の派閥抗争が気になるところです。