昭和29年、揮発油税は道路特定財源となりました。戦争で荒廃した国土の復興と産業・生活の再建のためには、道路建設が優先課題であったからです。自動車が走るためには道路が必要であり、ガソリンに税金をかければ、自動車が走れば走るほど道路ができる。受益者負担の原則のもとに、特定財源制度がスタートしました。そして昭和49年に暫定税率として、揮発油税の上乗せ分がスタート。今日に至っています。
問題は二つあります。第一に戦後間もなくの昭和29年にスタートした道路建設のための制度を今日まで維持する必要があるのかどうかということ。第二に、「暫定」といいながら34年間も上乗せ分の税率が続いているわけですが、それで本当に良いのか、ということです。
コメント