年末にかけては、来年度の税制改正議論が本格化する時期です。その税制改正を議論する組織が政府と与党に各々存在します。
政府の税制調査会と自民党の税制調査会です。税制は政治の半分以上を担っています(と、私は思う)。日本国民の三大義務の中でも、税制だけは滞納には強制執行まであるわけで、国家の権力と存立に関する課題です。
その税制を議論する場ですが、税制については「党高政低」。与党自民党の税制調査会の権限の方がはるかに大きくなってしまっていて、かっての名物税調会長は「政府税調の意見は軽視しない。無視する」といったそうです。「関東軍」(誰の言うことも聞かないから)とさえ言われています。
各省も税制改正によって、自分の省の権益を守ろうとするわけで、年末自民党税調は大騒ぎですが、最近駆け込みで内容の不明朗な税制改正が突如押し込まれる事が増えています。中東企業の社長の給与の損金不算入問題、不動産譲渡損失の損益通算不算入などですが、税理士会からもおかしいのではないかという指摘も多い。
そもそも政府と与党で二つもあること自体おかしいので、一つにまとめてもっとオープンにやっていただきたい。そう思います。
小沢氏が自民党幹事長として湾岸戦争に携わっていたころから着目していました。その後、日本改造計画の出版で心踊り、まさかの自民党離党から非自民連立政権へと。そして私が最も評価したのが、当時保守二大政党制を掲げて誕生した巨大野党新進党。自社さ政権の欺瞞に対して真っ向勝負しましたね。この新進党解党は非常に残念なことです。その後の自由党結成で勢力が小さくなり小沢氏は終わったかと思いましたが、自自連立。久しぶりの保守合同連立政権。比例代表20議席削減、党首討論制度の実現。しかし、これも連立離脱に終わります。その後の自由党。「フリー、フェアー、オープン」このキャッチフレーズは良かったです。ロボットCM懐かしい。そして日本一新11基本法案。自由党の活動の中で、中塚氏の存在を知りました。その後、民主党への自由党吸収合併。賛否両論あります。その後、小泉劇場郵政選挙と民主党大敗北。そして、小沢代表誕生。正に波乱万丈です。自民党に代わりうる政権政党を作る。小選挙区制度導入と唱えた小沢氏に課せられた長年の政治テーマです。小沢氏のテーマであり、尚且つ日本政治が抱えたテーマでしょう。その意味で、私は、中塚氏のブログに大注目しています。小沢氏は何を今考える。小沢代表の弟子の中塚氏のブログは、その意味でも面白いのです。民主党の参院選挙へ向けてのマニフェストには、日本一新や、フリーフェアーオープン、を使えばよいと思います。日本一新11基本法案の作成に関わった中塚氏のより一層の今後の活躍に期待を寄せます。
投稿情報: 新進党最強野党論者 | 2006年11 月26日 (日曜日) 23:52