政府主催のタウンミーティングに関する問題は、全く目に余る物があります。「開かれた姿勢」をアピールするようでいて、何もかも決まっているいわゆる「出来レース」だったわけです。
こういった演出が続いてゆくと、世論自体が操作される事になる。もともとお上依存意識の強い国なので、効果は絶大です。現実問題、政府の方針に反するものは「抵抗勢力」というレッテルを貼られてしまった訳ですから。まるで戦前の「非国民」のようです。
政府に異論を唱える学者もマスコミになかなか登場しなくなりました。郵政民営化の時も、郵政民営化反対の学者もいるにはいたのだけれども、取り上げられる事はありませんでした。
多くの皆さんは、政治といってもメディアを通してしか知ることが無いのですから、マスコミ・メディアの持つ役割は重要です。政官業に加えて、メディアまでもが癒着して政府与党の肩を持つのは、まことに危うい政治状況と言わざるを得ません。
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