KDDIとソフトバンクは24日、NTT東日本と西日本に義務づけられた固定電話の全国一律サービスを維持するための費用を、利用者に転嫁すると発表しました。
NTTには、ユニバーサルサービス義務があり、あまねく全国に電話サービスを提供しなければなりませんが、そのための費用が赤字になったためで、各事業者に拠出金が求められる事になります。
20年前、NTTが民営化される時に議論をされた課題が、現実になろうとしているわけです。
クリームスキミングとは、簡単に言うと「いいとこどり」ということですが、低下し続けてきた電話・通信料金も、いよいよ底を打ったという事なのでしょう。
民営化すればサービスは良くなる、料金は安くなるとはいうものの、ネットワークの価値はつながっているという事であり、郵政民営化国会でも、もっと議論されなければならなかったテーマでもあるのですが、キチンとした答弁はありませんでした。ネットワークを維持するためのコストは必ず皆が負担しなければならなくなるのですから。
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