欧州各国がスペインの銀行支援へ。その額約10兆円。
今年の1月、スペインを訪問しましたが、スペインはギリシャとは違って財政は比較的健全。しかしながら不動産バブル崩壊によって金融機関のバランスシートが傷んでいるということでした。今回、自国の財政資金を直接使わず資本増強ができるわけで、その意味では良かったと思う。
というわけで今日は株式市場は上昇。円も若干円安にふれましたが、日本時間の夜になってまたもや円高に。問題の根は深い。夜、某民放のニュース番組で、日本とギリシャとスペインについて、あまりにもトンチンカンな報道をしていましたが、これが世間一般の理解か。
ユーロ問題の根の深さは、財政・金融システム・実体経済と相互に連関しているので、どこの部分から綻びが出ても相互に悪影響を及ぼしてしまう。これが難しいところ。
コメント