中塚一宏の「いっこうで行こう！」

東日本大震災一周年追悼式

震災発災から一年。昨年の３月１１日は金曜日でした。

政府主催の東日本大震災一周年追悼式に参列するため、副大臣は官邸に集合。国立劇場へ。

この式典には療養中の天皇陛下が皇后陛下とご一緒にご臨席。

被災三県の遺族代表のかたの追悼の辞は、涙なくしては聞くことはできませんでした。

政権としてこれまでのご批判はきちんと受け止めながら、復興に全力を挙げ、安全な国土作りにまい進することを改めて誓います。

「越すに越されぬ田原坂」

昨日、熊本でシンポジウムの前に寸暇をぬって熊本城を見学。

熊本城は加藤清正による名城。そして西南戦争の戦場。熊本城を陥落させることができなかった西郷隆盛は、「官軍と戦っているのではなくて、清正公と戦っている」と言ったとか。熊本城の近くには、西南戦争の激戦地、田原坂があります。今回行くことはできませんでしたが。

支持者の方から南洲翁遺訓を始めとして、西郷隆盛関連の書籍をたくさんいただいています。誠に指導者たる者の心得が書かれていると思う。

その西郷隆盛が、どうして西南戦争を起こしたのか。本当に政府が気に入らなかったのか、手塩にかけた私学校生の騎虎の勢いにおされたのか、それともスジを通すことにこだわったのか。

田原坂を遠くに眺めながら、最近の政局と重ねてふと思いました。

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地域密着型金融に関するシンポジウム

一雨ごとに春らしくなる今日この頃。雨の中、熊本市で開催される「地域密着型金融に関するシンポジウム」出席するため羽田空港へ。

各地方財務局が、平成１７年度以降、地域密着型金融の取組みに関する知見・ノウハウの共有化等を目的に、地域密着型金融に関する会議（シンポジウム）を開催しているもので、九州財務局が開く熊本のシンポジウムには、九州財務局管外の地域金融機関の経営者の方、管内の地域金融機関の経営者の方から取り組み事例について発表いただき、続いてパネルディスカッションも開催して、知見・ノウハウの共有化を図ろうと言うもの。

夕刻、官邸で開かれる行政刷新会議出席ため、冒頭のご挨拶と講演の途中で失礼しましたが、各金融機関の熱心な取り組みに思わず聞き入ってしまいました。

中小企業の再生は今年の大きな政策課題。借り手の創意工夫と貸し手の親身なコンサルティングに期待が集まるところです。

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平成２４年度予算案、衆議院本会議で可決

本日、来年度予算案が衆議院本会議で可決しました。

この国会では冒頭に補正予算案の審議を行ったこともあり、スケジュール的には少々遅めの成立。これから参議院での審議がスタートしますが、予算案は憲法の規定により、３０日で自然成立することになります。

年度を超えると、暫定予算を編成しなければいけなくなるので、ぜひとも参議院で審議促進、年度内に成立させて、切れ目のない予算執行を行いたいものです。

これからは、関連法案の審議が本格化。これも年度内に成立させなければなりません。頑張ります。

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予算関連法案

予算案審議も大詰め。ということで関連法案も。特に歳出である予算案と、歳入面での税制改正法案は、一体のものとして採決し、衆議院から参議院に送られるのが当然でした。

ところが国会はねじれ。与野党協議相整わないと、法案を参議院に送っても成立しません。歳入関連法案を審議する財務金融委員会では、税制改正法案については野党にもご賛成いただけるようですが、公債発行特例法案については、引き続き議論をすることになりそう。

昨年と同様ですが、この法案が政局の中心になる可能性大。

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再びの政務折衝

昨年末から年始にかけて独立行政法人の組織見直しで政務折衝行いましたが、今度は規制・制度改革の政務折衝。特にエネルギー関連に特化して交渉します。

小水力、太陽光、バイオマス等々。震災発災・原発事故を受けて、エネルギー問題に国民的関心が高まる中、是非とも普及促進のためにも必要なこと。

各省副大臣と喧々諤々の議論をすることになります。結果が出せるよう努力します。

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予算委員会分科会

本日も早朝総理官邸にて会議。そして予算委員会分科会の答弁レク。

予算委員会分科会とは、各省ごとの予算案審議のこと。慣例的に一コマ３０分で、１２時間ほど行われます。

質疑内容は、国政の重要課題から、自分の選挙区の具体的課題まで様々。さながら「質問道場」のようです。

「質問道場」は「答弁道場」でもあるわけで、私も４つの分科会で答弁に立ちました。金融と行革が半分半分。分科会は８つほどに別れて行われるため、委員会室を飛び移り。

新人議員のころ、分科会質疑でバックベンチの先輩議員から国会質問の手ほどきを受けたことを思い出しながら、答弁。公聴会、分科会が終われば、間もなく予算案採決です。

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明日は明日の・・・

政治というのは日程で動いてゆくので、政策日程の合間に政治日程がはまります。そして政策日程はあらかじめ決まっているものが多いので、そうすると向こう二ヶ月くらいに何が起こるかは、だいたい予想がつく。おおかたの政治家は、月めくりのカレンダーをばらして横向きに並べて貼ります。あるいは小さくても１２ヶ月総てがのっているカレンダーを愛好。そうして日程を俯瞰するのです。

政府にいると党の動きはよく分からないもので、新聞やテレビ、ネットのニュースで知ることの方が多いくらいですが、ここ二、三日の動きは慌ただしさを増してきているように感じます。

いろいろシミュレーションはしても、「政治の世界は一寸先は闇」というし、将来のことは、神ならぬ身の知る由も無し。結局のことろ「明日は明日の風が吹く」。新しい一週間が始まりましたが、目の前の課題を着実にこなすことを最優先にします。

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東日本大震災事業者再生支援機構発足式

仙台市で東日本大震災事業者再生支援機構発足式が挙行され、担当の復興副大臣として出席してきました。仙台市に本店をおき、３月５日から営業を開始します。

これまで金融担当副大臣として、中小企業金融円滑化法、金融機能強化法、資本性借入金の活用など、被災地の中小企業の資金繰りを支援して参りましたが、次に事業再生に取り組みます。

社長をお引き受けいただいたのは、池田憲人氏。バンカーであり、企業再生にも精通された方です。池田社長は、「復旧のみならず、被災地外からの進出、転業などあらゆる手段で被災地経済を活性化したい」と力強いご挨拶。

元に戻すだけではなく、復興需要だけではなく、東北地方の新しい可能性を追求して参ります。

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２３年間の感慨

今日は９時から財務金融委員会６時間１５分コース。国税等３法案の審議で、金融庁の所管ではありませんが、関連で金融問題への質問もでるので、答弁席へ。殆どがＡＩＪ問題。朝８時から答弁の打ち合わせ。

自民党の丹羽秀樹議員の質疑。私は丹羽秀樹議員の祖父、丹羽兵助先生の秘書を半年務めたことがあります。

まず自見金融担当大臣から、「おじいちゃんには社会労働委員会でお世話になりました」。丹羽議員からは、「祖父は中塚副大臣にもお世話になりました」。私の隣に座っている五十嵐財務副大臣も「私も記者時代、丹羽兵助先生にお世話になりました」。

今から２３年前、徒手空拳で政治の世界に飛び込んだ際、はじめてこの世界でお世話になったのが、丹羽兵助先生。そのお孫さんから、副大臣として質疑を受ける。自分も若いと思ってましたが、気が付けば２３年も経ってます。来月で私も４７歳。歳月は人を待たず。感慨深い一日でした。

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