昨日の東京電力の副社長の会見では、海水注入の中断の支持が、総理側からあったようなないような、そのような内容でした。官邸にいた東京電力の人間からの連絡で、総理の意向を慮って、注入を停止し、意向を確認したとのこと。しかし非常時にこれでは困る。
原子炉への海水注入の是非は、科学的知見にもとづいて行われねばなりません。各々の手段には利点と欠点があるわけで、そのリスクを背負って立つことが政治家の仕事、政治主導です。
いずれにしても、現場や当事者が、上役の顔色をうかがいながら仕事をしているようでは、危機管理になりません。命令系統を明らかにして責任の所在を明らかにすること。
専門家の意見や現場の判断にいちいち口を出すのは政治主導ではない。どうも一連の震災対応におなじようなことが多すぎて混乱しているように思います。
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