中塚一宏の「いっこうで行こう！」

選挙結果を受けて

県議会議員選挙、定数５の藤沢市と定数１の寒川町で行われました。

寒川町では、民主党の候補者ではありませんが、民主党最大の支持団体が推薦する候補が接戦を征することができました。

他方、藤沢市では、２人の現職のうち、１名が落選。誠に申し訳ない結果となりました。落選した候補は、行政改革に熱心に取り組んでいた熱血漢。貴重な人材を失ったことを本当に残念に思います。

いずれにせよご支援を頂いた皆様に心より御礼申し上げます。

県議会議員選挙最終日 始まりと終わりは同じ所にある

県議会議員選挙最終日、朝からフル稼働。

「こんな時に選挙か」というお声をいただくけれど、暮らしも仕事も、そしてまさかの時も、政治の役割はとても重要。こんな時だからこそ、よく見極めて是非投票に行っていただきたいものです。

選挙応援の合間に、岩手県知事の達増さんや、仲間の議員と連絡を取る。今回の大震災は、先の敗戦以上のインパクトをもたらす可能性があるとの認識で一致。

「始まりと終わりは同じ所にある」。日本再興のためにの第一歩の選挙にしたいものです。

初巳例大祭

震災の影響で次々と日程がキャンセル。そんな中でも由緒ある神事は当然行われるわけで、江島神社の初己例大祭に出席しました。

弁天様は私の大好きな神様。自分も巳年生まれだし、学生時代居候していた延暦寺の塔頭にも弁天堂があって、毎日お参りしてました。

初己例大祭の際に、一番最初に供される神饌（お供え）は桜の花。自然は時として猛威を振るうけれど、また確実に新しい息吹を送ってくれる。

３・１１から日本は、そして世界は変わったと思う。人知といえども謙虚さが必要。被災地の復興と日本再興をいのりました。

税制改正ＰＴ役員会

税制改正ＰＴの役員会。震災復興支援税制の議論。

あらゆる政策を総動員してゆくのは当然のことですが、個別の政策内容によっては、党の今までの主張とトレードオフのものも出てきてしまいます。

もちろん、復興最優先です。であるからこそ、今までの党の政策とどのように折り合いを付けるか、ケジメをつけるといっても良いかも知れません。

党のこれまでの政策を棚上げ・先送りとするのか、それとも新たにつくりなおすとするのか、いずれにしても明確にするべきだと思う。

「原子力発電」（武谷三男編 岩波新書）

少々古い本（１９７６年）ですが、今読んでもとても新鮮。というか、３５年前に書かれたこの本に、今起こっていることがすべて書かれています。

著者は戦時中、理化学研究所において原爆製造にかかわった方で、戦後の原子力開発についても常にかかわってこられた方。原子力開発の秘密主義や、開発優先で予算ばかりが潤沢につけられてきた経緯も綴られています。

冒頭の「序にかえて」にある許容量概念について述べられている部分は、考えさせられる。「許容量とはそれ以下で無害な量というのではなくて、その個人の健康にとって、それを受けない場合もっと悪いことになるときに、止むをえず受けることを認める量であり、人権にもとづく社会的概念である」。

全編ひじょうに示唆に富んでいます。

プランＢ

全国から原子力発電所について多くのアイデアをいただいています。

対策本部は対策本部で手を打っているわけですが、バックアッププランが重要。モグラたたきのように発生する問題に順番に対処することと同時に、複数の案を同時に実行する必要があるわけだし、採用されるされないは別にしても、案だけでも立案してすぐに次の手を打てるようにしておかなければなりません。

状況は決して「安定」していない。明日もプランＢ策定に走り回ります。

プロメテウスの火

４月４日は私の誕生日。４６歳になりました。

ギリシャ神話のプロメテウスは天上の神に逆らって、「火」を人間に与え、その罰として、半永久的な拷問を受けることになったという。そしてその「火」を与えられた人間は今・・・

今回の震災は、先の戦争で負けた以上のインパクトを日本にもたらすことなるかも知れません。この際、日本を新しくつくりなおさなければ。残りの人生をそれにかけたいと思います。

今年の経済

３月の百貨店売上高の速報値を見ると、２割前後の大幅減。リーマンショックよりも落ち込み幅は激しいとのこと。自動車の新車販売台数も前年同月比で大幅マイナス。鉄鋼生産も減少していく。

心配なのは、燃料価格の上昇。石油のみならず石炭の価格も上昇しつつある。

計画停電によって生産もままならぬとなると、今年の経済の落ち込みは相当程度となる可能性大。復興支援イコール経済対策にしなければなりません。もちろん、そのためにも原発問題にメドを付けることが何よりも重要です。

有権者の関心

県議会議員選挙二日目。私の選挙区での有権者の関心、特に地震関連は、原発問題と計画停電。だんだん陽気が良くなってゆくだろうから、しばらくの間電力需給は一息つけるだろうけれど、夏場はまたまた電力不足が懸念される。それに備えて今から準備しなければならないことが山ほどある。病院や鉄道といったライフラインだけは稼働できるようにしなければなりません。

また産業界からも、計画停電ではなく総量規制を求める声がひじょうに多い。計画停電だと完全に操業停止となってしまうからで、それも停電時間帯だけではなく、検査や点検も含めるとその前後にも及んでしまうとのことで、総量規制なら操業は継続可能。いずれもしっかり取り組んでいきます。

県議会議員選挙告示

県議会議員選挙がスタート。藤沢選挙区では我が党は現職が二人。必勝を期します。

出陣式に出た後、東京へ。山形県からわざわざ放射性物質吸収素材について提言に来て下さった方と面会。さらに調査を進めることで一致。

多くの人がこの国の将来を案じて協力を申し出て下さる。ありがたい限り。総理を始めとする政府の皆さんはぜひ衆知を集めて取り組んでいただきたい。

それにしてもこういったアイデアを提供して下さるのは、原子力が専門ではない方ばかり。政府、特に官邸は視野を広げる必要があると思う。