中塚一宏の「いっこうで行こう！」

裁判にかかる時間

小沢一郎氏の資金管理団体をめぐる事件で、検察側が、大久保隆規氏の供述調書の証拠提出を撤回、撤回された調書は大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠ぺい事件で起訴された前田恒彦氏が担当していたもの。

同時に、石川知裕氏が、東京地検特捜部に再聴取された様子を録音した記録や弁護人にあてた手紙が、証拠として採用される見通しとのこと。自白の任意性が問われることになりそうです。

これで小沢氏をめぐる裁判の景色も変わったな、と思う。

しかしそれにしても、公判前整理手続きを含めて、裁判には気が遠くなるくらいの時間がかかるものだと改めて思う。その間の損失は計り知れない。もっと迅速に進められないものかと感じます。

経済外交、資源エネルギー・食料安全保障分科会

この度、党の外交安全保障調査会の中に、「経済外交、資源エネルギー・食料安全保障分科会」が設置され、座長をつとめることとなりました。

わが国経済は自由貿易体制の堅持を前提に発展してきました。そのことはこれからも変わらないと思います。しかし各国の思惑は、非常に政治的になってきているし、わが国の産業構造自体も変化してきています。また世界の成長センターが、日本の周辺に集中しているという事情もある。

これらを踏まえて、中長期的なビジョンを策定したいと思います。時期は６月メド。また報告します。

「ガンダムと日本人」出版記念イベント

「ガンダムと日本人」（文春新書、多根清史氏著）の出版記念イベントに参加。このブログに「ガンダムと日本人」のことを書いたことがきっかけですが、著者の多根清史氏は、私が学生時代にやってたロックバンドのギタリストの後輩。ご縁があります。

さてそのトークイベント中、今の政治状況をガンダム宇宙世紀に例えて私曰く、官邸・民主党執行部は「ティターンズ」。せっかく一年戦争（政権交代）に勝ったのに、最大の功労者であるニュータイプ・スペースノイドを弾圧し始める。きっとニュータイプの持つ力が恐ろしいからでしょう。だからシャアはエウーゴに与してティターンズと闘う。

シャア・アズナブルは、人類の革新と自律を熱っぽく説いているわけで、これも小沢一郎と同じ。シャアも小沢さんも、「純粋な人」です。

物語はこの後、シャアは自らの理想と理念をより先鋭化させ、人類を覚醒させるため、最後の闘いに挑みます。「逆襲のシャア」です。さて現実の政治はこれからいかに？

＊アニメーションですから絵空事です。念のため。

分かりづらさ

本日は後援会の新春の集い。多数のご来場を頂き、ありがとうございました。

今春の統一地方選挙立候補予定者にもご参加いただきました。県議会議員選挙藤沢選挙区では、４年前の統一地方選挙で、定数５のところ、民主党公認で２名擁立。おかげさまで２名とも当選しましたが、今回も必勝を期します。

それにしても党中央の立て直しこそ急務。本日の政治倫理審査会の幹事懇談会は野党の欠席で流会となったようですが、野党が開催に反対している審査会を委員長職権で開会するとなると、かえって国会の混乱要因になるのではないかとの懸念を拭い去ることができません。

何のために何をするのか、党内にいても分かりづらいのだから、国民の皆さんが分かりづらくても当然のことだと思う。民主党が何をしたいのか、やるべきことは当然決まっているのですが、そこらあたりから党の一体感を取り戻してゆかねばなりません。

 

 

「妥協」と「野合」

今国会提出予定法案の説明を受ける。しかし前途多難。

そもそも来年度予算案の審議前にマニフェスト見直しに言及するとなると、おそらく野党は予算案を出し直せ、と言ってくるに違いないからです。さらに与野党協議を呼びかけているわけで、その前提はマニフェストの見直し。

まずは民主党独自の考え方を再確認する必要がある。政治の世界に妥協はつきものですが、原理原則あっての妥協。原理原則無き妥協は「野合」と言われても仕方ありません。

代表選挙政策のおさらい

マニフェスト見直しが言われる中で、昨年の代表選挙の際の公約（＝マニフェスト２００９）をおさらい中。

総理は「平成の開国」を言われるが、明治維新の時には、開国に備えるため、国内統治機構の抜本的な再編が行われた。

総予算の組み替えは、現在の制度を前提にしていては実現しません。国と地方のあり方や役割分担を見直すことから、公約した政策に必要な財源が捻出されます。

「事業仕分け」的なやり方は否定しませんし、もっと果敢に取り組むべきだと思いますが、改革の本丸は別のところにある。増税論議はその後です。

パンドラの箱

１２日夜のＢＳフジのプライムニュースに引き続き、昨日よるのニコニコ生放送「緊急特番「内閣改造」菅政権の今後を考える」、当初は、菅グループから若手議員の出席を依頼したそうですが、結局誰も出席せず。討論になればおもしろかったと思いますが、ちょっと残念でした。

モノの言い方が難しい。身内の批判はしたくないし、なにせ我が党の代表・内閣総理大臣だからです。さはさりながら、自分自身も今の現状がいいなんて、全然思えない。

支持者からは、「遠慮してないでもっとはっきりモノを言え」と激励を頂きました。「何のために応援していると思ってるんだ。世の中を良くするためだろう。このままで良くなるのか？」私にとっては本当にありがたいことです。

それだけ不満のマグマがたまってきているということでもある。今回の改造はパンドラの箱を開けてしまったような気がします。

 

ニコニコ生放送に出ます。

本日この後２３時からニコニコ生放送に出演します。「緊急特番「内閣改造」菅政権の今後を考える」です。

政治家の出演はなぜか私一人。討論ではないので残念ですが、気楽にお話しします。

党大会

党大会では質疑なし。そういうものだとは知らなかった。

何よりも問題だと思うのは、党大会にせよ両院議員総会にせよ、党全体で集まると聞くと、憂鬱な感じがすること。これでは本当に良くない。「覆水盆にかえらず」とならないようにしないと。「割れ鍋に綴じ蓋」の方がましか。

夕方から同僚議員と各種新年会を回って、拙宅に招待。いっぱい傾けながら今後の政局について意見交換。消費税を始めとする政策課題について、党内の議論はこれから。しかし来年度予算の国会での審議がスタートする前に、マニフェスト見直しに言及したのだから、国会審議に与える影響も大。総理初め執行部に腹案はあるのか？自分自身も気を引き締めてかからないと。

両院議員総会

やはりと言うべきか、年末年始、三連休で厳しい意見を受けてきた議員からその通り厳しい意見が相次ぐ。

「マニフェストに書いてないことをやって、書いてあることをやらないのはどういうことか？」という意見を述べた議員がいて、私は全く同感。

私自身、マニフェストを一言一句変えてはならないなどと言うつもりはない。事情変更はあり得るし、そのことも含めて次の衆議院選挙で評価を頂けばいいことだと思う。しかし基本的なコンセプト「国民の生活が第一」だけは譲るわけにはいきません。

岡田幹事長からマニフェストの見直しについて提案がありました。声を挙げてゆきます。