中塚一宏の「いっこうで行こう！」

会期末処理

会期末でとにかく忙しい。法案審議はもともと遅れ気味だったのですが、「６月政変」によってメチャ遅れに。今年は参議院選挙があるので、衆議院で可決して、参議院で継続になると、廃案になってしまいます。

私の財務金融委員会では、保険業法の一部改正の一部改正案が、審議中です。野党の皆さんとも話をして、修正した上で可決される手はずをとっていたのですが、参議院に送っても成立のメドがつかないどころか、廃案になってしまう可能性もあるので、衆議院で継続にするべきか、判断しなければなりません。

郵政改革関連法案も事情は全く同じ。まだ参議院で趣旨説明もしていないわけで、参議院選挙目前の国会を延長しても、成立の見込みは極めて厳しい。本当に残念なことです。

国会の会期問題もまもなく決着することでしょう。選挙が終わったら、きっちり臨時国会で審議せねばなりません。

会期延長問題

この国会の会期は６月１６日水曜日まで。新総理の所信表明演説は１１日金曜日に行われるということで、各党による代表質問は、週明けになります。

ということは、実質的な審議時間は殆どない。法案を成立させるためには会期延長が不可欠ですが、延長しても法案が成立する保証もない。微妙なところです。

社民党の連立離脱により、参議院では与党過半数はほんのわずかな差になりました。問責決議案でもでたら否決するだけでも一苦労。

おかげさまで支持率はＶ字回復しているわけですが、参議院の状況は依然として厳しい。新政権初めての胸突き八丁です。

新内閣正式発足

正式に管内閣が発足。衆議院財務金融委員長の玄葉さんが大臣になったので、私は財務金融委員長代理になりました。もちろん、次の委員長が指名されるまでの暫定です。こういうこともあるのだと、自分自身ビックリしました。

なにはともあれ、新内閣のスタート。所信表明（施政方針演説）は１１日の金曜日のようですが、しっかりとこの国の行く末を明らかにしてほしいものです。

現場の悩みは他にあって、特に財務金融委員会は大臣が変わり、副大臣も変わるとあって、委員会を仕切り直ししなければなりません。現在審議中の法案の可否も気になるところ。いずれにしても方針は近々決まるはず。参議院選挙も目前ですが、国民生活の視点に立って物事を決めてゆかねばなりません。

後援会役員総会

本日、中塚一宏後援会の役員総会。各支部から役員の皆さんにご出席を頂きました。

接待したのは先々週、まだ鳩山内閣のころ。ご案内状をまわした後に「６月政変」が。参議院選挙対策のために設定した役員会でしたが、いろいろなことをご説明できて本当に良かったと思います。

寒川町後援会の幹事長からは、先週５月３０日に行われたバーベキューのご報告が。「最悪最低の時期の開催だったので」という報告に失笑が漏れましたが、それも支持率が回復した今日だからのこと。

いろいろご心配を頂きましたが、とにかく参議院選挙に勝たなければなりません。フル回転を始めます。

衆議院と参議院を統合して一院制に

鳩山政権も含めて、短命で終わった政権が４つも続きました。原因はいろいろですが、やはり日本の二院制の影響が大きいと思います。

なんといっても日本は選挙が多い。参議院選挙は３年に一回。その間に衆議院選挙がある。参議院選挙は政権選択選挙ではないとは言うものの、国民の意思を問うことには変わりはありません。

短期間で結果が出せる政策課題ばかりではないわけで、その意味において、選挙が頻繁に行われると、落ち着いた政治になりません。

諸外国では、党首が総理を務めるのは、選挙から選挙の間。だから議会の任期だけ務められるわけです。

議院内閣制をとっている国で、二院制は少数派。日本も一院制にするべきです。国会議員の定数削減にもなります。

サラリーマン家庭出身総理

考えてみれば、久々の政治家家系ではない総理の誕生。実に、１９９６年の橋本龍太郎氏以来、ずっと２世３世議員の総理大臣が続いていたわけで、その意味において、是非とも管新総理には頑張っていただきたいものです。

 「６月政変」から一夜明けて街の反応や各種世論調査の結果を聞いてみると、反応は上々。少し複雑な心境ですが、参議院選挙を闘う仲間が楽になったのなら、それはよろこばしいこと。

しかし油断は禁物です。今の国会の延長も噂されている中、参議院での厳しい情勢は変わりませんし、選挙にしても緩むのが一番恐い。明日、私の選挙区に候補予定者の街宣車が入ることになっています。当分緊張感をもってのぞんで参ります。

新総理に菅直人氏

両院議員総会による選挙が行われ、民主党の新代表に菅直人氏が選出されました。午後からの衆参本会議においても、内閣総理大臣としての指名を受け、第９４代総理大臣と決まりました。

新総理の意向によって、組閣その他の人事には時間をかけることとなり、週明けに向けて調整が進められております。

かつて竹下登元総理は「歌手一年、総理二年の使い捨て」と戯れ歌を詠みましたが、最近は総理が一年交代になってしまっています。本当に残念なことです。あれだけのご支持を頂いて発足した鳩山内閣が、わずか八か月で退陣してしまったことは本当に申し訳ないと思っております。政党も政治家も、国家国民のためにあります。良い政治とは国民のための政治に他なりません。

変わってよかったと国民の皆さんに思っていただけるよう、新総理の下、全力で努力精進いたしてまいります。

明日、投票日

今日は朝から党内情勢分析。事態は刻一刻と変わる。国会の中を、そして永田町界隈を走り回ります。

次の月曜日に慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスで講義をすることになっているので、そのレジュメをつくらなきゃ、と思いつつ、まったくもって手につきません。

夕方には候補者も出そろい、記者会見。いよいよ明日が投票日。民主党の代表選挙に投票するのも、随分久しぶりなのですが、今までの代表選挙とは違います。日本の新しい総理を決める選挙だからです。

皆様へ

日頃のご支援に深く感謝申し上げます。

本日６月２日、午前１０時より民主党両院議員総会が開催され、その場で鳩山由紀夫首相より、辞任の申し出がありました。これに伴い、執行部も刷新されるため、小沢一郎幹事長を始めとする党役員も辞職することとなります。

次期代表選考につきましては、時局多難な折、また国会開会中でもあり、国民生活や経済社会に対する影響を最小限とするため、６月４日（金）の両院議員総会において、衆参国会議員の投票により行うこととなりました。今回の代表選挙には、党員・サポーターの皆様にはご参加いただけません。ご了承ください。

皆様のお気持ちをしっかりとくみとり、責任を深く自覚し行動して参ります。新たな体制が決定し次第速やかにご報告申し上げます。

あれだけの厚いご支持をいただいて発足した鳩山政権がご期待に応えられなかったという事実を虚心坦懐に受け止め、今後も全力を挙げて頑張ることをお誓い申し上げるとともに、皆様には幾度となくご心配をおかけして参りましたことを重ねてお詫び申し上げます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

一院制

今日も朝から慌ただしい。財務金融委員会の理事懇談会、民主党の組織員会。今年度民主党の党員・サポーター定時登録が昨日締め切られましたが、過去最高の登録数のようです。

その合間を縫って後援会支部の国会見学をご案内。「こんなご時世」ですが、多くの皆さんにご参加いただきました。ありがとうございます。

次に、一院制議連。超党派の議員連盟ですが、衆議院、参議院の二つある議会を一つにしようというもの。諸外国を見ても、議院内閣制の国で、二院制をとっている国はあまりありませんし、二つが同じような権能を持っている議会は、ありません。しかも参議院選挙は三年に一度、衆議院選挙は三、四年に一度ですが、ほぼ毎年選挙があり、日本の総理大臣の任期が異様に短い原因にもなっています。

というわけで、一院制にするためには憲法改正が必要なのですが、それも視野に入れての議員連盟。私は副幹事長になりました。

夜には総理、幹事長、参議院会長の三者会談が。明日以降も継続して開かれるようです。