中塚一宏の「いっこうで行こう！」

過半数を獲得するためには

参議院選挙は、ヘンな選挙で、同じ選挙なのに、小選挙区（１人区）あり、２人区あり、３人区・５人区という中選挙区ありと、選挙制度の博物館のようになっています。おまけに比例代表まである。

理念も哲学もない、非常にワケの分からない選挙制度ですが、やる以上は勝たねばなりません。

１人区が２９選挙区。２〜５人区が１８選挙区。計７３名。選挙区合計比例代表が定数４８。

１人区で２０議席、２〜５人区で２０議席、比例代表で２０議席とれば、合計で６０議席。過半数をとろうとすれば、もうちょっと頑張らねばなりません。

若干のデコボコはあっても、勝敗の鍵は小選挙区である１人区が握ります。そして１人区は地方が多い。地方の実情への理解も不可欠です。

選挙応援

昨日、本日と選挙区候補が私の選挙区入り。中塚後援会の皆さんに各地でお集まりいただき、候補者と一緒に街頭演説。某地区後援会支部の会長から「応援演説の方が上手だね」（？！）と言われ、私は複雑な心境。しかし人の応援は本当に気持ちいい。自分のことは頼めなくても、人のことは頼みやすいものです。炎天下の中、藤沢駅南口で街頭演説。足を止めて聞いて下さった皆さん、ありがとうございました。

午後からはまた選挙区候補と一緒に農協にご挨拶。民主党候補も農協さんにご推薦をいただけるようになりました。

反応はとても良いのだけれど、油断は禁物。支持率は上がったけれど、拒否度も上がっているような気がします。

経済・財政一体

民主党が昨年の衆議院選挙マニフェスト実現に四苦八苦している一番大きな原因は、景気が悪化して税収が落ち込んだから。だから最優先に取り組むべきは、景気を回復させること。リーマンショック以前の税収まで戻さなければなりません。

確かにこれだけ赤字国債を発行しているのですから、財政上の制約から、財政による景気対策はあまり余地がありませんが、それでもできることはある。新成長戦略にはそれが盛り込まれています。

歳入欠陥を増税で埋めるなど、論外も甚だしい。もちろん、税収が回復しても、高齢化の進展に伴って、社会保障の自然増は発生しますが、その部分についても、まずはムダ削減から取り組むべきです。

財政からしかモノを見ないから増税論議ばかりが先行する。経済と財政は一体です。

参院選序盤状況

意図色な情報を総合すると、どうにも地方・一人区が芳しくない。例えば６０議席獲得するためには、一人区で２０議席、２、３、５人区で２０議席、比例代表で２０議席が必要なわけですが、帰趨を握るのは一人区です。

一人区と言えば、衆議院と同じ小選挙区。これだけ衆議院議員が増えたのだから、もっと良い調査結果になっても良いはず。自公の選挙協力も、以前のようではないのですから。

どうも地方では、景気の問題と消費税発言が影響しているような気がします。

選挙区情勢調査

民主党本部でも先週末に実施。マスコミ各社も昨日一昨日実施した模様。結果を教えてくれる社もありますが、概して伸び悩み。

内閣支持率も少し下がったとはいえ、５０パーセント程度はあるし、政党支持率も自民党を引き離しているのに、改選議席とほぼ同じくらいというのは、どうも納得できないけれど、数字はそのように出ているようです。

神奈川県も定数３で２人とらなければいけないわけですが、非常に厳しい情勢。あと２週間あります。頑張らねば。

常在戦場

参議院選挙２日目。朝夕とボランティアの皆さんとビラ撒き。本当にありがたいことです。

 ５期も６期もやった参議院議員なら別ですが、やはり衆議院議員ががんばらないと参議院選挙の票は出ません。「人の選挙を一生懸命やらないヤツは、自分の選挙強くならない」ーこの世界に入った時に先輩から言われた言葉です。確かに、人の選挙では、普段自分が会えない人と会えるし、こだわりなくお願いできるということもある。

衆議院議員は「常在戦場」。すべからく、自分の選挙です。

参議院選挙公示

いよいよ参議院選挙が始まりました。

前回の参議院選挙は落選中。民主党の仲間も増えました。活動量は段違いのはずです。しかし油断は禁物。神奈川県では複数議席を獲得してはじめて現有。ここが胸突き八丁のところです。

朝から選挙区候補の出陣式に参加。午後からは比例代表候補が藤沢入りして応援演説。慌ただしい日が続きます。合間を縫って、各地の候補の応援にも行きます。

民主党にとっては政権与党として初めてのぞむ国政選挙。今までとは違って守りながら攻める選挙です。頑張ります。

「強い日本」をつくるために

私は新経済成長戦略も、経済財政運営戦略も、どちらも必要だし、閣議決定された両案はとてもよくできた中身だと思います。

だからこそ二つの戦略を均等に力を入れて実行する必要がある。今の日本の財政難は、景気悪化に伴う税収減がその要因です。景気回復して税収が増えれば、財政健全化余力も増すわけです。

経済財政運営戦略が主で、新成長戦略が従なのではなくて、両方とも協力に実行すること。同時にムダを徹底的に削減することこそが必要です。

明日から参議院選挙。ありったけの力で主張をしてまいります。

プルーデントマン・ルール？〜経済財政運営戦略

今日閣議決定された経済財政運営戦略その他をヒヤリング。

経済財政運営戦略は、先週発表された新成長戦略にもとづいた名目３パーセント実質２パーセントの成長シナリオと、名目実質ともに１パーセントの慎重シナリオのふた通りが用意されているのですが、なぜか慎重シナリオの方ばかりが強調されています。

つまりプルーデントマン・ルール、固めに見積もっているというのが政府側の説明なのですが、私は納得できません。新成長戦略だって政府が閣議決定したのだから、実現目指して頑張るのは当たり前のこと。せっかく閣議決定したにもかかわらず、悪い方のシナリオばかりを強調して、増税増税というのなら、新成長戦略の意味がない。

夢がないな、と思うのです。

公職選挙法

民主党神奈川県連の役員会・常任幹事会・選対会議に出席。

いよいよ参議院選挙本番間近ですが、いつも思うのは選挙運動の制約の多さ。もちろん買収供応などは論外ですが、ビラを配るにしても、いろいろな規制がかかっていてややこしい。政治活動の自由は憲法で保障されているのに、選挙運動は別扱い。憶えるのも一苦労です。

明日は内閣・財務金融合同議員政策研究会。中期財政フレームや成長戦略について、政府より説明を受けます。