中塚一宏の「いっこうで行こう！」

失敗から学ぶことは容易だが、成功から学ぶことは難しい

もめ続ける自民党の様子を見ていると、６０年近くの長きにわたりわが国を支えた政党としての矜持も誇りもない。しかし失敗から学ぶことは簡単です。難しいのは成功から学ぶこと。

「失われた１０年」にしても、なぜここまで停滞してしまったかと今思い起こせば、過去の成功体験がかえって足かせになっていたように感じます。民主党も同じこと。

勝因を詳しく分析する必要がある。私の選対幹部の発言「次の選挙に負けては今回勝った意味がない」を改めてかみしめているところです。

公職選挙法とインターネット

公選法に限った話ではありませんが、日本の法律というのは、性悪説にたっているように思う。国民は悪いことをするに違いないからそれを規制しようというもの。選挙期間中、ブログやTwitterの更新ができないのは、法定外文書と見なされるからですが、性悪説にたって極端な例ばかりを想定しているから、あれもダメこれもダメとなる。
もう一つの問題点は、法律の解釈を政府に任せていること。国会は立法府なのですから、法律の解釈には、立法者の意思が反映されて当たり前だと思うのです。憲法解釈も同じこと。内閣法制局が憲法解釈を行うなど、越権行為も甚だしい。政権交代で官僚任せの政治をやめる。公選法も立法者の意思を反映させて時代に合わせてゆく必要があります。

Twitter

ブログで色々なことを書くには、もうちょっと時間が必要かなと・・・
ところでTwitterはおもしろい！朝の駅立ちの時に「Twitterフォローしています」というひとがいたりしてビックリ。
なにげな一言に返事があるとうれしいもんです。「つぶやき」というより「ぼやき」な私ですが、ぜひフォローしてください！

二大政党政治時代 マスコミの錯覚

マスコミによくある論調、「民主党が良いわけではない、自民党が悪すぎるだけ」。だから民主党は駄目と言わんばかり、まるで自民党がアプリオリ（先天的に、当たり前に）存在していて、民主党などは異物であると言わんばかり。ここら辺りが55年体制的なマスコミの限界です。

自民党が駄目だから民主党。それでよいのです。それこそが二大政党政治。昔は自民党が駄目でも、泣く泣く自民党に投票していた人が多かったのですから。

政府・与党の一体化

大統領制での三権分立と議院内閣制における三権分立はちょっと違う。三権分立とは立法・行政・司法ですが、政党内閣で総理大臣イコール与党の党首ならば政府と与党が一体なのは当たり前。
今までの自民党は政府と与党を使い分けてましたが良くないことです。
もちろん我が国においては政府・与党一体化は初めての試みなので紆余曲折あると思いますが、政治を分かりやすくするためでもあります。

新政権からの情報発信

今までの政権が決して良いわけではないけれど、新しい政権のことがよくわからないー本日、某国の方とお話をして、そう言う印象を持たれていることを改めて認識しました。
日本にいても隣国のことなど分かっているようで分からないものですが、海外からすれば初めての政権交代。分からないのもある意味当たり前です。
海外からだけではなくて、日本国内においても似たり寄ったりだと思う。しっかりと情報発信をしてゆく必要がある。
そして某国の外交の基本方針をうかがうことができました。外交は政府・与党の専権事項。政権交代を実感しています。

小沢一郎氏、幹事長に

初めてお目にかかった時は、与党自民党の大幹事長でした。そして今は与党民主党の幹事長に。気が付くと２０年近くの歳月が流れています。
昨日も書いたように、選挙の後はまた選挙。来年の参議院選挙に勝手こそ、政権交代は完結します。その意味において、選挙を仕切る一番のポストである幹事長に小沢氏がつくことになったのは、時宜を得ていると思う。
今までも選挙担当の代表代行でしたが、より役割が明確になった。民主党一丸となって、良い政治を実践し、参議院選挙を勝ち抜きます。

選挙の後はまた選挙 民主党政権の課題

衆議院選挙は終わったばかりですが、次の選挙はもうスタートしています。特に神奈川県では、来月に参議院補欠選挙が行われます。そして来年は参議院通常選挙。
来年の参議院選挙は、民主党政権に対する初めての審判。中間試験です。この参議院選挙に負けるようなことがあっては、安倍・福田・麻生政権の二の舞。まともな政権運営はできません。何がなんでも勝たねばならない選挙です。
来年の参議院選挙に勝つためには、民主党政権の実績を早くあげる必要がある。来年度の予算ではちょっと遅すぎる。今年の年内に政策実現の必要があるのではないか。そう感じます。

選挙戦で自転車に乗ったワケ その２

「政党・政治家の命は政策」そう考え、私はこれまで政策第一に取り組んできたつもりです。政策のことでは誰にも負けない自負もあります。
しかしこの４年間、選挙区内を歩き回る中で、政策（理屈）のお話をしても、納得いただけないことが多々ありました。一時間お話ししても、「でもそんなことできないんじゃないの？」と言われることがたびたびあったのです。
色々考えましたが、理屈で分かっていただけない方には、「アイツの言っていることはよくわからないけれど、でもあれだけ一生懸命頑張っているのだからやらせてみよう」そう言っていただけるようになりたい、そう思ったのです。
おかげさまで日焼けして真っ黒。「前と後ろが分からない」とか「本人じゃないでしょう？」と言われたこともありました。「真っ黒だね、頑張ってるね」そう言われた時はうれしかった。その意味では政策とは違う部分で勝負した選挙。日焼けで皮もむけましたが、政治家としても一皮むけたかもしれません。

選挙戦で自転車に乗ったワケ その１

昨日、今日と朝駅にたちました。今までの選挙なら当選した場合、「おめでとう」とか「よかったね」とか声がかかったのですが、今回は「ガンバレ」との声が圧倒的に多い。それだけ新政権に期待が大きいということでしょう。
今回の選挙戦、私は１２日間自転車に乗りました。前回選挙もちょこっとだけ自転車に乗りましたが、今回は全行程。それにはワケがあります。この４年間、選挙区を歩いてきましたが、今回の選挙で一番理解してもらわなければならないもの、それは「やる気」だと思ったからです。