中塚一宏の「いっこうで行こう！」

「解散は私が決めます」？

さて任期満了まで１００日ちょっと。週明けには会期延長幅が決まります。

しかしながら補正予算案も通ったことだし、関連法案も成立し、重要法案も成立したら、麻生内閣がやらなければならないことは何もない。たった一つ解散総選挙を除いては。

解散総選挙の時期は、総理自身が決めるのだそうですが、７月でなければもう８月しかない。すなわち都議選とダブルでなければ、もう任期満了選挙。「私が決めます」と言わずもがなのことを言いながら、結局解散権を行使できない総理大臣として終わるのか？もうあと１０日ほどですべて明らかになるはずです。

満員御礼タウンミーティング２箇所

本日は、湘南台地区後援会の設立総会と鵠沼地区後援会の設立総会。おのおのの会場で、岡田克也幹事長に記念講演・タウンミーティングを開催していただきました。お陰さまで両会場とも椅子がなくなるほどの満員盛況。特に鵠沼地区では、一時間近く立ちっぱなしだった方もいらっしゃいました。申し訳ありませんでした。合計で約７００人ほどの皆さんにご来場いただきました。

岡田幹事長は平成５年の自民党離党以来、一貫して野党の立場で政権交代を主張してこられた方。もちろん鳩山由紀夫代表もですが、信念の人です。多くの議員が自分の選挙区事情や大臣の椅子に目がくらんで自民党へ帰っていったのに、です。

やはり選挙が強くないことには信念も貫けません。今日の熱気は政権交代への期待。無にすることなく一生懸命がんばります。

政治センスの問題

補正予算も通ってしまいました。残念なことです。

さて厚生労働省の分割の話。総理は「最初からこだわっていない」としたそうですが、総理自らが「１００年に一度」とか「未曾有」といっている経済危機のさなかに、また新型インフルエンザのさなかに、「こだわっていない」ことを政治課題として持ち出すということを、ご本人はどう考えているのか。

本日あいさつ回りをしていると、麻生総理を知っているというかたから興味深いお話を聞くことができました。詳細は書きませんが、いかに最高権力者とはいえ、思いつきで人を振り回すのは、ホントによくないことです。

「反対のための反対」はいけないことと知りながら・・・・

明日、平成２１年度補正予算の参議院での採決が行われるそうです。最後は衆議院の議決が優先するので、これで補正予算案は成立することとなる。今落選中の私ですが、「何が何でも反対したい」予算案が成立してしまうのは残念なことです。

規模だけ膨らますために、いつ使うのか、本当に使うのかもよくわからない基金に出資したり、天下り先の法人にカネを出したり。当初予算ではシーリングがあったり査定が厳しかったりしてとてもじゃないが計上できないような予算（例：国立メディア芸術総合センター、通称：国営マンガ喫茶）を盛り込ませたり。いままで官僚がやりたくてもできなかった、やらなかった、あまりにもスジの悪い予算です。

そしてそれをみな借金でやるという。あとから増税になるという。「何が何でも反対」したくなる、見本のような補正予算です。

「民意」とは

本日の党首討論。総理は「民意」という言葉を連発していましたが、民主主義における「民意」とは、選挙のことにほかなりません。

選挙から逃げ回っている総理が「民意」というのは滑稽です。選挙の洗礼を受けない人が、借金をしまくってカネをばら撒く。これこそが「民意」とかけ離れた政治だということがお分かりになっていない。勝ち負けを度外視して、自分の思いを国民にぶつける。それが選挙ではないでしょうか。

プライドが高い割には、自信がないのでしょうか？

「増税」と言わなきゃ無責任？

与党も自民党も、財源論。「増税を言わないと無責任」と言わんばかり。

この不景気なご時世、家庭も会社もムダをなくすことに一生懸命取り組んでいるはず。ところが国のムダをなくす取り組みは、どう考えても不十分。国土交通省発注の公用車運転業務を巡る談合疑惑など連日新聞・テレビを賑わしています。

政治家の責任とは何か？ムダ遣いを徹底的に無くすことなく、増税を言うことのほうがはるかに無責任だと思うのですが。

独裁国家というのは困ったのものだ

北朝鮮が核実験。言語道断、けしからん。毅然とした態度を政府はとってほしいものです。

さていまさらながら思うのは、アメリカのオバマ政権が打ち出した核廃絶。こういう事態になればなおさらのこと、核廃絶が必要です。

そもそも核兵器は抑止力として持つもの。抑止力ということは、使ったらお終い。だから話の分かる相手でないと、お互い持つ意味は無い。

いまはテロ組織や、「話の分からない国」が持つようになっている。コントロール不能なのだから、だったらすべて廃絶することこそが、自国の安全確保につながる。

目の前で起こっている事象への対処は当然必要ですが、「だからこそ核廃絶」ということをぜひ主張するべきです。

よかった、さいたま市長選挙

さいたま市長選挙で民主党県連の支持する新人が現職を破って当選。よかった。

秋田県知事選挙、千葉県知事選挙と民主党系候補が敗れた際に、「小沢問題の影響」としていたマスコミの皆さん。ぜひ「小沢傀儡の鳩山新執行部」がさいたま市長選挙に勝利した理由を、しっかりと説明いただきたいものです。

民主党に寄せられている変化への期待の重さをつくづく感じる選挙結果でした。

変わるのはあなたの生活です。

今日、街頭演説してましたら、女性の方から「応援してます」とチョコレートいただきました。「キットカット」。きっと勝つ、ありがとうございました。鳩山新執行部発足以来、激励のメールやボランティア協力の問い合わせ、新規の入党などがたいへん多くなりました。やはり変革への期待はたいへん大きいことを改めて実感します。

議員定数の削減やら世襲制限の議論が自民党内からも起こるようになりました。選挙目当てといえばそれまでですが、それでも良い政治実現につながるなら議論自体は大歓迎です。

政権交代にしても、良い政治を実現するため、ということをご理解いただかなければなりません。生活を変えるためには政治を変えなければいけないということ。変わるのは皆さんの生活だということ。これからもうったえつづけます。

経済政策、主役の交代を

ここ何年かの経済政策で、家計はズタズタになりました。企業は低金利や法人税減税で優遇されてきましたが、個人・家計は増税・負担増、年金給付削減にあえいでいます。

自民党・公明党は、「生活」を犠牲にしても、企業を優遇しようとする政党。それは戦後の経済政策とまったく一緒です。

民主党は違います。経済政策の主役を、企業から個人・家計・消費者にするべきだと思ってます。そうでなければ内需主導の経済にならないからです。「国民の生活第一」は、経済政策転換の指針です。