中塚一宏の「いっこうで行こう！」

だからダメなんです経済対策 基本的な考え方

新聞報道によると、麻生総理は、「エコカー買い替えで政府からオマケ」で宣わったんだそうです。
お里が知れるというか、基本的な考え方がなってない！
政府のカネなんてありません。全額国民が納めた税金なわけです。それを「政府からオマケ」と言ってしまうあたりが勘違い。税金を自分のカネだと思っているのでしょう。
マスコミも何の疑問もなく報道しているわけで、、これじゃ自民党の広報紙と変わらない。本当に嘆かわしいことです。
こんな政治でホントにいいんですか？

自公の経済対策は恒久措置ではないからダメ

自公の経済政策、一番ダメな点は、恒久措置ではない臨時の特例措置ばかりだということです。
一見不公平な数々の政策も、恒久措置にすれば恩恵が行き渡る可能性がでる。例えば、「もうエコ家電買っちゃった」という人も、５年くらいすれば買い替えるかもしれないし、お子さんやお孫さんの代になったら、買い替え恩恵がでるかもしれません。エコカーしかり、贈与税の特例しかりです。
１年ぽっきりやせいぜい２、３年という政策だから不公平。ところが恒久制度にしようとしたら、恒久財源が必要なわけで、それは今の制度仕組みを見直せない、天下りすら廃止できない自公政権には無理。だからダメなのです。

自公の経済対策 増税したらもっと不公平

恩恵が及ぶ人と及ばない人と、あまりにも不公平な経済対策ですが、もっと不公平なのは、あとから増税になってから。

昨年末に策定された政府の「中期プログラム」では、消費税増税が明記してあります。今回の景気対策も、史上最大の規模を売り物にしているのですが、ということは増税幅も大きくなるということ。

恩恵が及ぶ人と及ばない人がいるのに、増税だけは消費税という形で皆に負担増になる。究極の不公平です。

自公の経済対策は不公平だからダメ

今度の経済対策は、恩恵の及ぶ人とそうでない人の差がはげしすぎる。つまり不公平だということです。エコカー買い替えにしても、エコカーにすでに乗っている人には関係のない話。おカネがなければそもそも車は買えません。エコ家電・デジタルテレビにしても同じことです。

贈与税の非課税枠の拡大にしても、家を買ってしまっている人には関係のない話。贈与すべき財産がない人にも関係ない。

ところがこれらの政策を赤字公債によって行うものだから、増税必至なわけですが、消費税増税は経済対策の恩恵のない人にもかぶさってくる。究極の不公平です。

自公の経済対策がダメなわけ

自公が提出する経済対策の補正予算。何がダメなのかと言うと、簡単に言ってしまえば、補正予算案だからダメなのです。
そのこころは、補正予算案であるということは、今年だけということ。来年以降は継続されないものばかり。そして財源は赤字国債。これでは景気対策にならないのです。
順次具体例をあげてお話しします。

１００年安心なんて嘘っぱち

国民年金の納付率が８０パーセントにならないと、厚生年金の給付額は、現役世代の所得の５０パーセントを下回るとのこと。実際の国民年金納付率は６５パーセント程度ですから、所得代替率５０パーセントは夢のまた夢です。

まぁ政府の将来予測というのは当たったためしがないので、年金の給付額も当たりっこないと思っていましたが、そのとおりになりました。

お役人が自分たちの都合のいい数字を使って予測するのだから、現実と乖離するのは当たり前。今の時代、自分の頭で考えることが何よりも大切です。

借金返済には６０年かかる

あまり知られていないのですが、国債つまり国の借金は、６０年かけて返済することになっています。国債自体は１０年国債であったとしても、借り換えをしながら返済するので、６０年をかけるのです。

６０年後、麻生総理は１２８歳。私は１０４歳。私の息子は６８歳。２００９年に発行した国債を完全に返済するときの年齢です。「孫や子にツケを回す」というのは比喩ではありません。今年発行する国債・借金は、私の孫が返すことになる。

安易に発行してよいのか？もう一度みんなでよく考えるべきです。

「安心社会実現会議」は「官僚統制国家」の夢を見るか？

大手テレビ局の会長に大手新聞社の会長。大手広告代理店の顧問。元財務事務次官・元日銀総裁に、前検事総長。

このメンツを見るにつけ、今の既得権益側の人間勢ぞろいと感じるのは私だけ？官僚のつくったプランをメディアでキャンペーンする下心がみえみえのような。あまりにも分かりやすい構図です。

こりゃ強敵になるかもしれないな、と思いつつ負けないようにがんばります。

政権担当能力

今日もタウンミーティング。

「政権担当能力がない」といわれる民主党ですが、では自民党はどうか。今年度の当初予算案とまもなく提出される補正予算案をあわせると、税収よりも公債金収入つまり借金のほうが多くなるそうです。

日本の借金残高は、国地方を合わせて１０００兆円を超えています。これだけの借金をつくり、まだこれからも借金を増やそうとしている自民党政権には、とてもではないが政権担当能力があるとは思えません。

やったことがないことをできると証明するのは難しい。でも実際にやってみてダメだった例が現実に目の前にあるわけですから、これだけでも政権交代の理由には十分なはずです。

悪党と悪人

今日もタウンミーティング。後援会役員の皆さんのご尽力もあり、ミニ集会とはいえないほどのたくさんの方にお越しいただくことができました。感謝。

一時間私からお話した後、ご参加いただいた皆さんからご意見を頂戴します。小沢代表の問題についてもご意見が。やめたほうがよいというご意見もあれば、「小沢代表にはぜひ悪党になって欲しい」というものもありました。

その方いわく「悪党と悪人は違う。世が乱れるときに悪党が出る。悪党とは既存の秩序に従わない者。時の権力者に真っ向から逆らう者のこと。良い人にはならないで日本を引っ掻き回して欲しい」ということでした。

いずれのご意見も政権交代、この国の再構築を願ってのことです。本当にありがたいことです。