中塚一宏の「いっこうで行こう！」

政権交代が一度もおこったことのないこの国で・・・

今日は２箇所でタウンミーティング。一箇所は支持者の方のご自宅を提供いただき、「ハウスミーティング」となりました。ありがとうございます。

政治に対するフラストレーションはすごくたまっています。支持者の皆さんは私のために日々ご尽力をいただいていいるわけですが、きっと民主党をお勧めいただく際に、「民主党で大丈夫？」と言われることがおおいに違いありません。ご苦労をおかけしていることに本当に感謝申し上げたいと思います。

政権交代は言うべくして簡単ではありません。何せ一度もおこった事がないのですから。支持者の皆さんのご尽力に本当に頭が下がる思いがした一日でした。

「麻生降ろし」解禁

本日来年度予算案が衆議院を通過。予算自体は年度内に成立することとなりました。

さて以前から指摘しているとおり、予算の成立が確実となれば、一気に政局は流動化し加速化する。以前から私がこのブログで指摘していたとおりです。総理大臣に対するリコール規定はなく、内閣不信任以外には総理は辞めなくても良いわけですが、はてこれからどうなるのか。

窮鼠猫を噛んで、麻生総理が衆議院を解散することになるのか。「平成のバカヤロー解散」は、自民党に対して行われるかもしれません。

内閣改造－「長期政権ボケ」

どんなマンガより面白い麻生内閣ですが、今度は現職閣僚が内閣改造を主張。今の麻生内閣ではダメだ、という判断は正しいと思いますが、だったらまず自分がお辞めになればよい。

こういうのも長期政権ボケのなせるわざ。「麻生総理辞めてください」とは言えないから、とりあえず「内閣改造でもしてみれば」と言ってみる。選挙のことしか頭にないなら、選挙すればいいのに、と思うのは私だけ？

日米首脳会談 こう見る

ヒラリー国務長官は日本を初の外遊先に選び、オバマ大統領はホワイトハウスにはじめて招待する海外の首脳を日本の総理とする。外務省やマスコミ、評論家は、アメリカの日本重視の表れとしていますが、果たしてそれだけでしょうか？

オバマ政権にしても、非常に困難な状況下でのスタートです。初めての外交・首脳会談を無難に済ませようとすれば、あまり面倒くさい話をしない国がいいと思うに違いない。だから「日本」なのではないか。

それにしても麻生・オバマ会談はあまりアメリカでは話題にならなかったそうですが、オバマ氏も、無難な相手を選びすぎた（？）のかもしれません。

小泉政治の罪２ 相次ぐ政治家の失言

麻生”酩酊”政権は、ご本人だけではなく党幹部まで失言が伝染。報道によれば総務会長が８年前のえひめ丸事故で「森内閣が沈没」と発言とのこと。事実とすればデリカシーがないというか、あまりにも不謹慎な発言です。

小泉内閣以降、挨拶などを求められた政治家には「何か面白いことを言わなきゃ」というすごいプレッシャーがかかるようになりました。これも劇場型政治の後遺症か。そもそも小泉氏自身が「人生いろいろ」等々不謹慎な発言を連発していたわけですが。

まじめな、中身のある政治に戻していきたいものです。

「麻生降し」？

日本の総理大臣には任期がない。しいて言えば国会議員でなければならないので、衆議院４年、参議院６年。それも多数党のコンセンサスを得れば、さらに総理大臣としてあり続けることが可能です。

何が言いたいのかというと、日本の総理大臣は自分で「辞める」と言わない限り、辞めなくてもよい仕組みになっている。リコールの規定はありません。唯一は衆議院による内閣不信任案の可決ですが、それにしても衆議院解散で対抗することができる。おまけに閣僚を自由に任免することができるのです。

総理大臣はかくも強大な権限を持っている。自民党所属議員もマスコミも面白がって「麻生降し」などと言ってますが、はたしてどうなりますことやら。

「長期政権ボケ」

麻生総理も細田幹事長も、予算や関連法案が成立しないのは民主党のせいだという。

政府の出した予算案に盲目的に賛成することを強要するような政治は、民主政治ではありません。独裁政治です。ましてや参議院逆転下での国会なのですから、早く成立させたいなら野党に譲歩するのが当たり前。

であるにもかかわらず、「成立しないのは野党のせい」などというのは、自分のことを棚にあげた「駄々っ子」。今まで何の苦労もなく予算を成立させてきた「長期政権ボケ」なのです。

麻生・与謝野両氏の認識の甘さ

何かと話題豊富な今の政治ですが、昨年の１０－１２月期のＧＤＰ速報値を見て、いまさらながら麻生内閣の認識の甘さを痛感します。

麻生総理は「日本経済は海外と比べると傷は浅い」とし、与謝野財務大臣も総裁選挙の際に「ハチに刺された程度」としていました。１０－１２月期のＧＤＰの落ち込みは、昨年の１次補正が不十分であったことの何よりの証左です。さらには「１次補正で十分だから２次補正は急がない」として昨年末の補正予算案の提出を先送りにした麻生総理の判断ミスもある。

「政局より政策」と言いながら、政局しか頭にないからこんなことになる。政局最優先で第２次補正予算案の提出を先送りした失敗はとてつもなく大きいのです。

総理大臣は「選挙の道具」か？

これほどまでに政治が機能しなくなったのを、初めて見ました。「麻生総理じゃ選挙が戦えない」という自民党の皆さん、総理大臣は選挙の道具ではなく、国民のために良い政治をするのが仕事です。麻生総理を代えるなら代えるで、その理由は「今の総理じゃ良い政治ができないから」でなければいけません。良い政治ができないなら、予算成立後なんて言ってないで今すぐ代えるべきでしょう。

そして早く選挙をするべきです。民意を問うことなく総理大臣が３人代わり（場合によっては４人？）、選挙をしないことの方が異常です。多くの国民の皆さんは、政策の中身もさることながら、総理大臣の資質に疑問を持っている。それはすなわち国民が選んでいないからなのです。

小泉政治の罪

ボロボロの麻生内閣。「こんなにヒドイとは思わなかった」という声は、街の声だけではありません。自民党の中からも聞こえてきます。

「麻生氏は人気がある」らしいから「選挙の顔にふさわしい」と、それだけの理由で選んだ自民党の責任はひじょうに重い。ところが自民党の総裁選挙をやってもあまり盛り上がらず、選ばれた麻生総理もあまり人気がない。解散総選挙もできずにはや半年。これは小泉政治の後遺症です。

「小泉劇場」再び、と中身のない自民党が人気だけで選んだ中身のない総理。小泉純一郎氏の罪はとてつもなく重い。