中塚一宏の「いっこうで行こう！」

「話し合う」ということ

今日もあちらこちらと足を運んで皆さんと対話。今の自民党政治に対しても、そして政治そのものに対しても、不信感をお持ちの方が多いことを感じます。

予算の成立がいろいろな意味で大切なことはよくわかりますが、政府・自民党が予算の早期成立を言うならば、野党に対して譲歩する姿勢がなくてはなりません。自分たちの言い分が百パーセント通らないからけしからん、というのでは民主主義ではないし、話し合いではない。

早期成立が必要ならなおさら歩み寄ることが大切なわけで、それは野党もそして与党も同じことなのです。

働く女性の年金問題

今月の初めに、「共働き主婦」という方から、女性の社会保障制度特に、年金・医療保険についてご意見を頂きました。

現在、サラリーマンの配偶者である専業主婦は、第三号被保険者といって、保険料を払わなくても良い仕組みになっています。働く女性からするとたいへん不公平な仕組み。私の知り合いの女性社会保険労務士さんも、よくこの問題を指摘されます。

そこで民主党は、基礎年金の全額税方式化を主張していますが、今の保険料方式から消費税方式に変えることによって、保険料の未納者を実質ゼロにします。そして皆が払い皆がもらえる年金制度を確立します。年金消費税によって働く女性の年金問題も解決。働き方に中立な年金制度とすることができます。

景気後退は２００７年１１月から～自公政権の責任

内閣府の発表によると、日本の景気拡大は２００７年１１月がヤマで、それから下降しだしたとのこと。いま何かというとサブプライムローン問題のせいにしてしまうのですが、その以前から景気は下り坂だったわけです。

思い起こせば、２００７年から所得課税の定率減税が廃止となり、負担増が始まりました。自公政権の罪は重い。景気悪化の原因は、外的要因だけではなく、自公政権の政策不況です。

議員歳費を引き下げる場合には

国会法には、「議員は一般職の国家公務員の最高の給与額（地域手当等の手当を除く）より少なくない歳費を受ける」とあり、具体的には各省の事務次官ですが、事務次官より高い給料をもらうことになっています。

だから歳費を下げるならば、一緒に一般職の国会公務員、高級官僚の給与も下げるべき。それをやらないで議員歳費だけ下げるのは、選挙目当てといわれても仕方がない。

でもやはり本筋は議員定数の削減です。思い切って比例代表をなくして１８０人衆議院議員を削減するとか、どうでしょう？

歳費よりも定数削減

消費税引き上げに関連してか、いずれにしても選挙目当てでしょうが、自民党内から国会議員の給与・歳費削減を聞くようになりました。

歳費削減は否定しませんが、それよりもやるべきは国会議員の削減。国会議員には歳費（給与）以外に、文書通信交通滞在費や公設秘書三人分の給与、国会議員の所属会派に立法事務費などが税金で支払われています。だから歳費の削減だけではしれている。やるなら定数を削減するべきなのです。

歳費を削減したら金儲けのうまい政治家だけが政治活動できるようになる。定数削減こそ実施するべきです。

地べたを這い回っていると

地べたを這い回って政治活動をしているとビックリするような出会いがある。大学の時の恩師のお嬢さんが、藤沢の農家に嫁いでいるとか。スキャンダルで滑っちゃった財務官僚の叔父さん、元外務事務次官の姪とか。
私は官僚任せの政治を批判しますが、官僚が悪いわけではなくて、政治がだらしないから官僚任せになってしまっているということ。官僚の一人一人は良い人たちです。
それでも高級官僚の親戚でさえ、政権交代が必要だとおっしゃる。時代は確実に変わりつつあります。

「かわいそうなのは国民」

今日も新年会のハシゴ。しかしどの会場へ行っても麻生総理を擁護する声はない。みなボロカス。
私はちょっと麻生総理が気の毒になって、「麻生さんも総理大臣にならなければこんなに批判を受けることもなかったのに」と言いましたら、「何を言ってるんだ、かわいそうなのは国民なんだ」との声が。考えてみればその通りなのでした。

どっひゃっぁー っと石井副代表登場

今日は月一恒例のタウンミーティング。「食の安全」についてお話しました。とそこへ秘書からメモが。「石井副代表がおみえです」。

実は昨日、党本部から電話があって、石井一副代表が選挙区事情のヒヤリングのために藤沢入りするとのことでした。民主党参議院には、党本部の第二選対とも言うべき組織があって、石井一副代表はその代表格。タウンミーティングが終わってから私の選挙区についてお話を聞いていただくつもりでおりました。

ところが早く藤沢に着いてしまったとのことで、石井副代表はタウンミーティングの会場へ。私もビックリしましたが、ご来場いただいた皆さんもビックリ。いまどき、これほどの「迫力」を持った政治家はなかなかいない。石井副代表から３０分ほど国政報告いただいて、ご来場いただいた皆さんも「生石井」に満足。結局石井副代表は、時間が無いからということで選挙区事情については打ち合わせすることなく、お帰りになられましたが（苦笑）、ハプニングなタウンミーティングでした。

政府の方針・衆議院議員の任期

政権交代のないこの国では、「お上」つまり政府のご威光は絶大な力を持つ。

今年は必ず衆議院選挙の行われる年。そしてその選挙から新しい衆議院議員つまり新総理の任期が始まります。選挙を前に法律で３年先の消費税引き上げに言及するのは、どう考えてもアツカマシイ。民主主義なのですから、今年行われる衆議院総選挙の争点として取り上げた上で、審判を受けてからやるならば、話は分ります。

今の衆議院議員の任期は今年の９月まで。それより先のことを法律で決めるなら、まず選挙で国民の意見を聞いてからにするべきなのです。

われなべにとじぶた

割れたなべは、きっちりとふたをするとさらにひびが入ってばらばらになってしまうので、ちょいとふたを載せておけばよい。今の自民党はまさにそう。

昨日このブログで消費税問題はなんとなく決着するのではないか、自民党は融通無碍だから玉虫色で決着するのではないか、そう書きましたが、そのようになりました。

ほんとうにいいかげんな政治だと思う。だから自民党はダメなのです。だれにも都合よく解釈できるような文言は、あとで禍根を残すだけ。国民の皆さんに覚えておいてほしいのは、麻生総理は消費税を引き上げたい、そしてそれに正面きって止めろといえる自民党の議員はいないということ。

自民党にはぜひマニフェストにも消費税率引き上げを書き込んでいただきたいものです。