たとえば後期高齢者医療制度ですが、民主党は廃案を求め、廃止法案を提出しています。
与党はもちろんのこと、マスコミまで「廃止だけでは無責任、対案を出すべき」と言う訳ですが、ちょっと待って欲しい。「対案を出せ」と言う人たちは、今の制度が良いと思っている人たち。もしくは今の制度しか知恵のない人たち。政府・与党が「今の制度を続ける」という事に対しての対案は、「今の制度を廃止する」ことに他なりません。
そもそもなぜ後期高齢者医療制度ができたのか?それはおカネがないからです。おカネがないから、高齢者に負担増を強い、受診抑制を行っているわけで、おカネがあればこんな制度はそもそもやる必要がない。そして必要な財源は必ず見つかるのです。
カネさえあれば廃止できる後期高齢者医療制度を、「カネがない」ことを理由に維持しようとしている政府・与党。よっぽどムダ遣いがなくなるのがイヤなんでしょう。自らの利権がなくなるからです。
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