中塚一宏の「いっこうで行こう！」

相変わらず分ってないなぁ、総理

今日も忘年会。その中での会話。その方は就労支援をボランティアでされています。その方曰く、「麻生総理がハローワークを視察して『何を自分でしたいか決めないと、なんかありませんかねじゃ、仕事は見つからない』と若者にアドバイスをしたそうですが、まったくもってズレてる。いまどき、自分のやりたい仕事ができる人なんて、殆どいません。何でもいい、と求職しても見つからないのが実情なんです」と。

麻生総理のようにやりたいことのできる人には分らない失業者・求職者の気持ち。「やりたいことができるんなら、麻生総理の代わりに、あの若者に総理大臣をやらしてやりたい」とその方はおっしゃったのでした。

ここまでヒドいと・・・・

「自ら選んだ総裁を支えられないようでは情けない」と自民党の皆さんがおっしゃる。私はとても違和感を覚えます。

自民党の総裁は総理大臣。その総理大臣がその任に非ずと思うなら、代えるのは当たり前。自民党だけの都合で「代えるべきではない」と言われても、迷惑するのは国民です。総裁（総理）がダメなら、代えることも選んだ人たちの責任です。

政治は結果責任。総理大臣が代わっても、それで良い政治になるなら文句を言う国民はあまりいないと思う。

というより、麻生総理の後釜がいないということなのでしょうけれども。

「政策空白」

１１月１２月と政府は経済対策を国会に提出せず。約二ヶ月間の「政策空白」となりました。総理が「政局より政策」と言いながら、政局のことしか頭にないことがよく分かります。悪化する一方の景気特に雇用情勢にかんがみて、後から「あの二ヶ月の政策空白が致命的だった」と言われるのではないか、そんな気がしてなりません。

昨日は平日でしたが忘年会を数ヶ所掛け持ち。「百年に一度の経済危機」への対応はおざなりなのになぜ「三年先の消費税引き上げ」にあそこまでこだわるのか、とある中小企業の社長がおっしゃってましたが、そのとおりと思います。「増税」を言うことが責任ある態度で、「歳出削減」を言うことが無責任なんて、今の体制の発想でしかありません。体制を変えれば、財源は必ず捻出できるのですから。

消費税上げが責任政党？？

総理の妙なこだわりによって連日消費税の引き上げがテーマに。やはりお金持ちの考えることはよく分からない。消費税を上げることが責任ある態度だ、とする人は、よほど豊かな暮らしをしているのでしょう。

イギリスでは消費税（付加価値税）率引き下げが行われました。財源は富裕層への課税強化その他でまかなうようですが、麻生総理は、景気対策の財源確保のためであったとしても、「なぜ消費税なのか」ということに対して何の説明もしていません。

ムダ遣いをストップすることなく増税、これは責任政党のやることではありません。天下りへの税金垂れ流しもそのままにするということなのですから。

ピンチはチャンス 日本の経済構造改革

アメリカの連邦準備制度理事会は、ついにゼロ金利政策に突入。景気後退・デフレ阻止のためとは言え、基軸通貨であるドルがゼロ金利になることの影響は未知数です。金融政策だけでは恐らくこの不況を脱することができないでしょうから、財政政策も動員するのでしょうが、双子の赤字の行方も心配。

さて円ドル相場は当然ながら円高にふれました。東京株式市場はそんなに下がらなかったけれど、円高が輸出産業に与える影響も長期にわたるでしょう。これも注意が必要です。

ここらで、円安を賞賛し円高を忌み嫌う日本の風潮を改めるべきではないでしょうか。生産者・企業重視から消費者・個人重視へ。長期的な円高こそ日本の経済構造・産業構造転換のチャンスだと思うのです。

今の自公政権と新進党末期が似てきているような・・・

昨日は自民党の７派閥の親分集が集まって、「来年度予算成立まで解散総選挙は見送るべきである」という考えで一致したとのこと。昨日、「４月に解散総選挙？」でも述べたとおり、来年度予算成立まで解散総選挙を見送るということは、事実上、衆議院選挙は任期満了まで行わないということを決めたということです。麻生総理の解散権は封じられました。よほどの事がない限り、麻生総理が「攻めの選挙」を打つことは難しい状況です。

同日、自民党の選対委員長が、各派閥事務総長を集めて公明党との選挙協力見直しに言及。思い出すのは、新進党末期のことです。新進党がなぜ解党したのか？詳しいことは書きません。いつか書ける日が来ると思いますが、あの時の新進党と今の自公連立はとても似てきているように思います。「追い込まれ解散」というより「政権崩壊」。もう崩壊しだしてしまっているのかもしれません。

４月に解散総選挙？

４月に解散総選挙、なんて言っている自民党の実力者がいますが、私は４月に解散総選挙にはならないだろうと思う。

１）第二次補正予算、来年度予算、関連法案が全て成立するのは、５月以降になるのではないか？全て成立しないと解散できない。審議中の法案は解散になると廃案となるのだから。

２）評判の悪い定額給付金も、年度内実施は極めて難しい。またろくすっぽ制度設計をしないで市町村に丸投げしてしまったので、たいへんな混乱が予想される。事務上の不手際などからもらえない人が続出したりして、さらに評判は落ちる。

３）年末年始何とか乗り越えられるという中小企業も、年度が替わったら分らないと皆おっしゃる。景気の悪化は年度が替わると本格化する気がする。

こんな状況下、４月に解散総選挙なんかできますかね？東京都議会議員選挙だって６月末にはあるのだから。４月以降にイニシアティブをもって麻生総理が解散できるタイミングはありません。選挙があるとすれば、追い込まれて解散せざるを得ない場合のみです。

それで選挙はいつなのか？

昨日も今日もあちらこちらで忘年会。聞かれることは選挙の時期のみ。はぁ。
民主党の支持者のみならずこういう質問が相次ぐのは、変革を期待するする人が多い証拠です。
常識的には１月。臨時国会をすったもんだしている総理大臣が、通常国会を乗り切るのはひじょうに難しいからです。
常識的には１月なんですが、いまの総理大臣、そして今の政局は常識はずれ。だから何時になるかわからない。何時になるかわからないということは、明日かもしれないわけで、臨戦態勢はずうっと続きます。

アラフォー

私は藤沢の鵠沼に住んでますが、この地区在住の児童のお父さんたちでつくっている「鵠沼おやじパトロール」というボランティア団体があります。子供たちの安全・安心のためにパトロール等を行う団体で私もメンバーに入れてもらってます。
今日はパトロールの後、忘年会。私は今日はパトロールには参加できず（すいません）、忘年会のみでしたが、小学校の子供を持つオヤジの集まり、同年代でいわゆる「アラフォー」（アラウンドフォーティー、４０歳前後）です。
バブルも知ってる、失われた１０年も知っている世代。でもとにかく元気！分別盛りの責任世代です。この世代が頑張れば、日本は必ず変わる、そう感じたのでした。・・・・でも、もう飲めません、また次回に（笑）。

幻想の政界再編

選挙前の政界再編はなかなか考えにくい。泥舟になった自民党を飛び出そうと考える議員はいるかも知れませんが、自民党を飛び出たとたんに解散総選挙になるでしょう。中選挙区時代ならいざ知らず、今は小選挙区制度。選挙区だって空いていない。自民党だって造反者のところには新人候補を立てるでしょう。

ましてや民主党から飛び出す議員・候補者なんてもういないでしょう。政権が射程距離に入っている政党から出る人なんかいません。良くも悪くも政党の求心力は、政権です。

本格的な政界再編が起こるとしたら、それは次の衆議院戦後、野党となった自民党の解体がきっかけです。次の選挙で自民党が負けて野党になれば、きっとバラバラになって自民党は消えてなくなるでしょう。自民党は「与党である」ことに存在意義のある政党。民主党のように「もともと野党」ではないのです。細川内閣の時でさえ、野党自民党からはボロボロと離党者が続出してました。野党になれば自民党は存在しません。