大学を出て政治の世界に飛び込んで、かれこれ20年近くが経とうとしています。バブル崩壊後の「失われた10年」の間にうったいろいろな経済政策に関った経験から、近年の経済政策の問題点とさらにこれからの政策のポイントを(反省も含めて?)自分なりにまとめてみたいと思います。
バブル崩壊は資産デフレが日本経済を襲いました。土地や株の価格下落によるものです。そして日本の企業は「3つの過剰」に悩み続けました。過剰債務、過剰設備、過剰雇用です。この「3つの過剰」取り除かないと日本経済の回復はおぼつかないということで、その対策に全力が挙げられました。法人税減税、不良債権処理のための税金投入、雇用コスト引き下げのための非正規雇用の増大です。その結果が最近の日本の経済社会です。
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