さて、多くの皆さんがご関心を寄せておられる後期高齢者医療制度ですが、セイフティネットとしての高齢者医療という発想ではなく、財政引き締めがその目的です。
かつての老人保健法と、後期高齢者医療制度の根拠法である「高齢者の医療の確保に関する法律」の最大の違いは、「医療費の適正化」です。つまり、健康の維持というよりも、歳出削減のための制度が、後期高齢者医療制度なのです。
保険も個人単位になるために、今まで扶養で保険に加入されていた方も、新たに保険料を負担することになります。まさに弱い立場の人に負担を押し付ける制度です。
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