防衛省の前事務次官が逮捕され、五里霧中の政局。この国会の会期は12月の半ば、政府部内での予算編成直前までですが、それを延長するという事になれば、テロ対策新法を衆議院で再議決するという意思表示であり、政局は一気に緊迫します。予算成立後の解散を政府・自民党はいうのだけれど、本音では任期満了まで選挙したくないということでしょう。やりたい、やりたくないというのもさることながら、やらざるを得ないということだって十分ありうる。
衆議院での三分の二の最議決にせよ、民主党が提出する問責決議案にせよ、「伝家の宝刀」。伝家の宝刀は、一回しか抜かないから伝家の宝刀なのであって、振りかざすことに意味はありません。
伝家の宝刀を、テロ対策新法で使うのか、予算審議の際に使うのか、そのあたりのせめぎ合いになると思います。
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