サウジアラビアはイスラム教ワッハーブ派が多数を占める国。少数のシーア派がいるそうですが、これも迫害を受けているとのこと。イスラエルの天敵レバノンにおいてもシーア派が多数を占めているわけで、アメリカの中東における与国であるサウジアラビア、イスラエルにしても、アメリカのイラク戦争後については、「なんということをしてくれたのだ」という思いでいることでしょう。
先週、早稲田大学の重村教授は、「父のブッシュ大統領が湾岸戦争の際、バクダッドまで攻めなかったのは、泥沼の宗教紛争に巻き込まれるのを恐れてのことだ」としていました、さもありなんという感じです。
アメリカのイラン攻撃についても、こういう中東情勢が背景にあるからで、理由の無いことではありません。しかしそれで良いかというと、話は全く別。アメリカのためにも、アメリカの中東政策を無条件で支持することなど到底無理です。
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