東京証券取引所は本日も全面安。円高は進行して115円台に突入。
何が何という原因を考えても、結局のところ経済全体がバックギアに入ったということなのでしょう。円高は株安を促しますが、株安と円高の因果関係については、ちょっと納得できる理由が見つかりません。キャリートレードの解消がもっともらしく言われていますが、どうも為にするような話に思えるのです。いずれにせよ株価が下がれば金融機関の含み益を減らし、貸出し減につながりかねません。
問題は、円高になると株価が下がってしまうという日本経済の構造。相変わらずの輸出主導の経済構造であるということ。日本経済の構造問題が、量の問題や効率の問題ばかりにすり替えられてしまって、質の問題にはならなかったのがこの10年ほどの政策議論でありました。ダイエットには成功したけれど体質改善はできていないわけで、これではリバウンドも心配。次の課題は日本経済の「体質改善」です。
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