「世の中は三日見ぬまの桜かな」と言いますが、久しぶりに東京永田町に出向くと、国会議事堂ウラにあったキャピトル東急ホテルの取り壊し工事が行われていました。
キャピトル東急ホテルは、永田町の人々にとって思い出多いホテルのはずです。私が始めて上京した時に、キャピトル東急ホテル近辺にわんさかとある黒塗りの高級自動車に驚いたものでした。先輩秘書に始めてご馳走になったのもこのホテルでした。
平成4年のことと記憶していますが、自民党竹下派の分裂騒動の際、羽田・小沢支持派はキャピトル東急ホテルに陣取り、竹下支持派は赤坂プリンスホテルに陣取りました。「赤組」「黄組」と呼び合っていたのを思い出します。その後も政局の節目にはかならず登場するホテルで、自民・自由連立政権をつくる時の政策の擦り合わせにもキャピトル東急ホテルを使いました。もちろん隠密行動。泊まり込んだことも何度か知れないくらいです。
「オリガミ」というレストランや「星が岡」という中華料理店よく仕事で使いました。「オリガミ」のパーコーメン、フライドライス(ナシゴレン)も、値段は高かったけれどもう食べられないのかと思うとちょっと残念です。
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