皆が払った時に年金の給付額は一番多くなる訳ですが、加えて皆が保険料を支払う仕組みにした上で、年金制度の性格についても考え直さねばなりません。
年金が「自己責任である」というのは欺瞞であると述べましたが、加えて特に基礎年金については、政策の最低保障の意味合いがあるはずです。その意味において、生活保護の給付水準と基礎年金の給付水準の逆転現象は解消しなければならない課題です。
憲法25条でいうところの生存権保障の視点からしても、基礎年金の支給額は、生活の最低保障の意味合いを含むはずです。
皆が保険料を払うということは、皆が受給する権利を得るということ。皆が保険料を払う年金制度、皆がもらうことのできる年金制度、無年金者を出さない年金制度とするべく、徴収方法を改めなければなりません。
コメント