アメリカのフォード元大統領が死去。初めて日本を訪問したアメリカの大統領。それも30年ほど前の話なのですが、つい最近のことのように感じます。
興味深いのは、フォード政権の時に、チェイニー現副大統領やラムズフェルド前国防長官が、補佐官や閣僚として入閣をしていたということ。ときあたかもイラクとイランの関係が緊張していたとき。アメリカはある時はイランに肩入れし、ある時はイラクに肩入れしてきました。イラン革命の後は、徹底的にフセインのイラクを支援。アフガニスタンも同様ですが、いま躓きつつあるアメリカの国際戦略は、そもそもアメリカのまいた種。イラクもアフガニスタンもアメリカが育てた様なものだからです。
亡くなったフォード元大統領は、ブッシュ現大統領のイラク政策を批判していたそうです。迷走し続けるアメリカの中東政策を象徴する逸話と思います。
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