株価の下落がとまりません。そもそも下がりだしたきっかけは円高。日本の金利上昇をきっかけに、日米の金利差が縮小するであろうという見込みのもと、それまで円を売ってドルを買い、金利の利ざやを稼いでいたキャリートレードが低調になったため、円高が進行して株価が下がったのでした。
またその後は、ニューヨークダウや、アジアの新興市場の株価が下がったことを受けて、東京市場も値を下げてしまっているわけですが、もちろんアメリカをはじめとする各国の景気への先行き懸念によって株価が下げてしまっているという側面はあるにせよ、今更ながらに思うのは、世界第二位の経済大国である日本が、何年もの間とり続けてきた、金融緩和政策の影響の大きさです。金融緩和が解除されたとたん、結果として世界の株価が下がってしまっているというこの事実をきっちりと認識するべきです。
そのような異常な政策によって下支えされてきた日本の景気。はたしてこれで本当に景気回復し続けるのか、今一度考えるべきではないでしょうか。
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