大手行が2ヶ月連続で住宅ローンの金利引き上げ。最近の長期金利上昇を受けたもの。住宅ローンだけではなく、企業への貸出金利も上昇傾向。それに加えて、金利上昇による調達コスト増を嫌って社債発行を見送る企業も出てきたとか。
日本銀行は長期国債の保有残高が年間50兆円に相当するペースで増加するよう買入れを行うとしており、これは長期金利の低下要因。一方で、「消費者物価の前年比上昇率 2%の「物価安定の目標」を、2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現」と言っているのだから、長期金利が上昇するのはある意味当たり前。インフレ期待は長期金利を高くするから。
大切なことは、やはり実体経済がどうなるか。今のところ、アベノミクスは金融政策面からのアプローチが主になっているけれど、実体経済が回復してこないとやはり暮らしは良くならないし、それどころか実体経済に悪影響を与えかねない。
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