日本の金融緩和、アメリカ経済の好調、ヨーロッパの財政・金融問題の一服などを受けて、円安が進行。日本の経常収支悪化も原因の一つかも。
先に発表された企業物価指数(日銀)によれば、企業物価指数が下げ止まったが、その中身を見てみると、
円ベースの輸入物価は前年同月比9・5パーセント上昇
契約通貨ベースの輸入物価は前同月比4・5パーセント下落(4月の速報値)
つまり、輸入物価の上昇,企業物価指数の下げ止まりは、円安におうところが大きいことがよく分かる。賃金上昇や需給関係の改善によるものではない。
価格上昇幅の大きいものは、エネルギー関連、飲食料品、飼料など。これは生活を直撃することになる。一部製造業、特に中小企業や農業なども。
「円安」は諸刃の件。
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