明日の夕刻の行政刷新会議に向けて、独立行政法人改革もいよいよ大団円を迎えつつあります。今日も朝から、内閣府副大臣室から総理官邸、与党と調整に走り回りましたが、その成果が結実することを期待しています。
さて、その一方で行方が見えないのが、ユーロ問題。不良債権ならバランスシートから切り離すことが解決策の一つにありますが、不良資産が「国債」だけにやっかい。不良資産が健全資産になるためには、EU各国の財政が健全化しなければならないわけですが、財政を引き締めた場合には景気に悪影響を与えるわけで、そのことによって税収が悪化して財政赤字がかえって悪化したり、不良債権が増えるかもしれません。
まるで15年前の日本のようですが、当時の日本よりもやっかいだと思う。担保である土地や企業への貸し出し債権が不良債権化しているならいろいろ打つ手はあるけれど、「国」が不良債権化してしまった時にどうするのか、知恵を絞る必要があると思う。
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