通常の原子力発電所でも廃炉にはかなりの年数がかかる。日本原子力発電の東海原発は、1998年の運転停止後、2001年から解体を始め、2017年に終了の予定という。
福島第一原発の場合、事態はまだ進行中で、予断は全く許されない。廃炉に着手するのが、何年先になるのかさえまだ分からない。いつになったら原子炉内の燃料を取り出せるのか、使用済み核燃料を移送できるようになるのか、膨大な廃棄物をどのように処理するのか、課題は極めて多い。あのボロボロになった原発がきれいに無くなるのにいったい何年かかるのか。
そんな中、政府が検討している賠償額が、正式に与党に対して説明される前に、またしても新聞やテレビで先に報道されました。いったい政府は何を考えているのか。
賠償額にしても、積算の根拠など皆目分かりませんが、ちょっと楽観的に過ぎるのではないかと思います。
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