「情と理」は、故後藤田正晴氏の回顧録のタイトル。今日、小沢一郎氏に対する処分を役員会が常任幹事会に提案することが決定。裁判で判決が確定するまでの党員資格停止とのこと。これを受けて常任幹事会が開かれ、党倫理委員会が開かれることになります。情も理もない。
本人が罪を認めているならまだしも、検察により二度不起訴になった上での検察審査会による起訴。処分に理はないと思う。
今日、小沢一郎政治塾の小沢塾長講義に対する質疑の際、塾生が「無縁社会についてどう思うか」と質問をしました。それに対する小沢さんの答えは、「他人とかかわりを持ちたいなら、まず先に自分が他人に尽くすべきだ。自分が他人に尽くさないで、他人から尽くしてもらえることなどない」というもの。こんな答えを言える政治家は、今の日本にはなかなかいないと思う。実に情にあふれた人が小沢一郎さんです。
国民に約束したことは融通無礙に変えるのに、党の功労者に対する処分には頑な。今の民主党はおかしい。
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