中塚一宏の「いっこうで行こう！」

イギリスのバンカーに政局を解説

ロンドンの投資家のみなさんが来所。最初は日本の経済状況について質問を受ける。特に金融政策について関心がおありのようで、一部で言われている日本銀行法の改正にまで質問は及びました。特に現日銀総裁の交遊範囲まで質問を受けましたが、それはまったくの「rumor」。しかしよく調べているのには驚いた。

極め付けは政局の行方。ねじれ国会で日本の政治はどうなるのか、連立の組み替えはあるのか・・・

「臨時国会はいろいろあっても補正予算は成立すると思う。問題は年明けの通常国会で、予算は成立しても関連法案が成立しない事態がゆうに予想される」とコメント。これから先はちょっと書けませんが、かなり突っ込んだ私見を申し述べました。

それにしても、政策もさることながら政局の行方にも関心を持っているとは、さすがロンドン・シティーのインベストメントバンカー。確かに政策も実行してこそ政策ですから。話しながら暗澹たる想いにとらわれました。

演歌

今日は朝から温暖化対策税検討小委員会。小委員会としての中間とりまとめの成案を得て夕方の税制改正ＰＴの役員会に報告。若干の補足事項が役員から指摘されたものの、了承。ほっと一息。

金曜日の夕方、年末ともなれば、地元で会合も目白押し。今日も複数件。とある会で地元出身の演歌歌手さんの歌を聴く。音楽が大好きな割には、普段演歌はあまり聴かないけれど、今日は税制改正の第一関門を突破したせいもあって、そしてほろ酔いだったせいもあって、なぜか「天城越え」が頭から離れない。自分のｉＰｏｄに入っているほんの僅かな演歌を再生。

小沢一郎さんがカラオケで唱う「舟唄」はとても良かった。演歌を日本のブルースだと思うようになったのは歳をとったせいかな？

０（ゼロ）次査定

今週二回目の後援会国会見学。今日も多くのみなさんにご参加いただきました。ありがとうございます。

本日は早朝から経済団体のみなさんと意見交換会。テーマは環境政策。国会に戻って温暖化対策税検討小委員会で中間提言について議論。我ながら素晴らしい仲間に委員になってもらうことができたと思う。みな政策通でまっすぐにスジを通そうと一生懸命。ありがたいことです。

合間を縫って関係者、省庁と調整をはかる。さらにその合間を縫って国会見学の後援会のみなさんにご挨拶。

税制改正ＰＴの役員会では先に取りまとめた租税特別措置重点要望に対する第１回目の政府の返答が。殆どが党の要望とほど遠い。まだまだこれからです。

口は一つ耳は二つ。

地球温暖化対策税の件で関係大臣等と打ち合わせに奔走。合間を縫って外交安全保障調査会の防衛大綱への提言取りまとめについても議論。国会対応のお役からはおろしてもらっている一方、党として政府に提言する案づくりに連日忙しい。ここが与党と野党との違いか。

民主党政権の場合、政策決定は政府に一元化しているので、あくまで党としては政府への提言ということにとどまるわけですが、それでも政府が決めかねていることや、政府に対して方向性を示す必要は常にある。特に関係団体との連絡調整は、党としての大切な仕事。

今私の事務所には１５分刻みで来客。各種団体のみなさんのご意見やご要望を拝聴する毎日。口は一つ耳は二つ。真摯に耳を傾けながらとりまとめなければ。

補正予算、衆議院通過

朝から政府高官が続々事務所に来訪。用件は地球温暖化対策税。しかし政府入りした仲間、ついこの前まで一緒にこの国の改革を議論していた仲間が、政府入りするとなんでこんなにも現実路線となってしまうのか。ちょっと残念。

午後からは予定通り衆議院本会議。半日遅れて補正予算案が成立。これから参議院での審議となります。衆議院が不正常な状態で、予算や法案を参議院に送付することを、「荷崩れ」という。今回荷崩れだけは防げました。

参議院はねじれ。参議院の仲間は苦労が多いことでしょうが、健闘を祈りたいものです。

深夜国会

 

補正予算の衆議院採決も大詰め。委員会の採決の後本会議での採決が行われますが、セットされた本会議は官房長官と国土交通大臣の不信任決議案が野党から提出されたために、大幅に遅れました。国会は人事案件を最優先事項で審議することとなっているからです。

当初午後３時からの本会議は大幅に遅れて午後９時から。２本の不信任案を審議すると、提案理由説明、賛成討論、反対討論、そして採決。採決は記名採決で行うため議員が名前の書いてある木札を持って議長席前の投票箱まで投票に行きます。１本の不信任案を採決するのに１時間強かかる。結局終わったのが午前零時前。本会議は日をまたぐことができないので、いったん終わり。翌日本会議を行うために、「延会」手続きをとらねばなりません。

ところが、延会手続きをとらずに、１５日の本会議で終了。結局補正予算の採決は行われず。私見ですが、やると決めたらやるべきだと思う。徒労感漂う深夜国会でした。

 

国会のデジタル化で一億人仕分けを

連日私の事務所にも政府からの資料が届けられる。冊子になっているものもあれば、いわゆる書類のものもある。予算書や決算書に至っては、電話帳のように分厚いものが何冊も届けられる。

これらをすべてデジタル化して、すべて公開すること。国会議員よりも専門的な知識を持っている人が多くいるはずで、その人達の力を借りながら、この国の財政の資金の流れを解明する。

今日の後援会支部の役員会で出た意見。少なくともいろいろな資料のデジタル化は急務です。

公約実行

ＡＰＥＣ横浜首脳会議開催。日中首脳会談も。私は直接見てないし映像も見てませんが、報道を見た支持者からは、「あんな恐い顔して二人が会って、なんか意味があるのか？」と質問を頂く。お互いの立場を主張するのは当然のこととして、その上でこれからどうするのか話合ってこその首脳会談だと思うのですが。

さて今日も後援会支部の役員会。このところ殆ど連日開催しています。その中で、「いますぐ実行できないにしても、実現を目指して努力しているんだ、という姿勢をアピールすること。加えてその一部であっても実行に移すことが大切じゃないか。第一段階として実行することだよ」とアドバイスを頂きました。

このところ、党の公約を違えるような政府の政策が漏れ伝わってきています。もちろん党側としてすべてを把握しているわけではないので、事実がどうか確認しなければなりませんが、公約は公約、今までの発想の延長線上で、「カネがない」から実行できない、ではいけません。

 

お見舞い

昨晩深夜に胃痛で目が覚める。ふとんの中でのたうち回って夜を明かし、朝お医者さんに見てもらうと「感冒性胃炎」とのこと。空気も乾燥してきました。みなさんもお気をつけて。

国会は各種委員会は開かれているものの、ＡＰＥＣもあって採決をめぐる攻防は無し。私は今日も早朝から税制改正三昧ですが、その合間を縫って、恩人のお見舞いにいってきました。

私が政治家を志すきっかけをつくってくれた方。思えば２０年前のこと。小沢一郎さんとの縁をつけていただいたのもこの方。政治状況も大きく変わりました。せっかく与党となったのに、やりたいことの十分の一もできていない現状は非常に残念です。

病に臥せってはいらっしゃいますが、頭の方はとてもクリア。不思議なもので、昨今の政権の有様もこれあり、２０年前同様に叱られているような気がしました。

財源探し

法人税減税の財源探しについては昨日書いた通りですが、やはり減税財源探しありきにはかなりムリがあると思う。

租税特別措置の改廃は改廃としてやらねばなりません。時代遅れになっている特別措置を廃止するのは当たり前のことです。しかしそれは望ましい税制をどうするのか、という視点で行うべきであって、財源探しとは違うはず。結果において租税特別措置を廃止の財源で法人税を下げることとなったとしても、です。

でないと、財源探しのための数字あわせになってしまう。民主党の税制改正ＰＴにおいても、そのような意見が多く出ておりました。