かつて中国要人と会談した際のこと

中国で拘束されていた中堅ゼネコンの社員全員が開放。ひとまずは良かった。でも今回ばかりは中国政府も稚拙な行動だったと思う。

巨大なマーケットであり、経済大国としても認知されだしていた中国なのに、報復的に法人を拘束したり、希少資源の輸出制限を言い出したりするなど、国際的なイメージは大きく傷ついています。

もちろん日本政府の対応も決して褒められたものではないけれど、中国のやり方は、国際社会に「信用できない国」との印象を植え付けている。

かつて中国の要人と会談した時、小沢氏は、経済的な関係の強化をしきりに強調にする中国要人に対して「経済的なつながりは大切だけれど、『カネの切れ目が縁の切れ目』という言葉もある」と指摘していました。大国は孤立する傾向にある。耳に痛い話をするには、信頼関係が必要なわけで、そのあたりがポイントのような気がします。