訪欧中にどんなやりとりがあったのかは、私には分かりませんが、小沢一郎氏が民主党代表選挙に立候補を表明しました。
ご自身の秘書の訴訟案件を抱える中での立候補表明には、正直驚きました。この問題にカタがついてからの方が良いに決まっているからですが、にもかかわらずの今回の立候補。
私は、代表選挙やるべしとの考えを持っておりました。ねじれ国会の中で、今の民主党は確たる方向性を見いだせていません。しっかりとした政策論議を行うべきだと思っていたからです。
私はこの20年ほどの間、小沢一郎氏と政治行動を共にして参りました。人物、見識はもちろんですが、政策面で一番共鳴するところが大きかった。
もちろん、小沢一郎氏も人の子、完璧ではありません。数々の欠点があることはある意味当然です。しかし小沢氏の政策の構想力は、1993年に刊行された「日本改造計画」を始め、卓越していると思う。小沢一郎氏と政策についてえんえんと懇談する時間は、私にとって本当に楽しいひとときです。
政治家としてまだ若い私には、小沢氏の政治行動が時として理解できないことがあるのも事実です。しかし政策とそれを貫く理念と哲学だけは、一貫してブレず、この国の立て直しに今こそ活用すべきだと思う。
既存の制度の延長線上で、足したり引いたりするのではなく、日本の仕組みを根本から変える明治維新以来の大改革を断行して、経済や財政を立て直したい。今までと同じように、政策面でサポートしていきます。
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