「国民の生活が第一。」の政権政策 円高対策

自国の通貨の価値が高まることは悪いことではありません。日本の価値、日本人の労働の価値が上がることだからです。他方、ここ何年間かの日本経済は、財政出動もできず、金融緩和も効かずで、円安誘導の上での外需頼みでした。だから急激な円高は困る。

円高解消のために、まずはアメリカやＥＵに対して、過度の円高は困るとはっきり意思表示をするべきです。そしてその上で、単独でも為替介入の可能性ありという決意をしっかりと示すべきです。

加えて、円高はある意味、絶好の好機でもある。そして為替介入だけが円安誘導策ではない。円が強いうちに、世界から買えるものは買っておくべきです。

例えば、資源のないわが国なのだから、鉱物資源やエネルギー資源の採掘権を、向こう何年間分か前払いするかたちで購入したらどうか。ベースメタル、レアメタルともアングロサクソン諸国や中国に買いまくられている実態を見るにつけても、今すぐにでも実行するべきだと思う。

日本が資源採掘権を買いだせば、諸外国も過度の円高はまずい、という心理的な効果もあるに違いない。一石二鳥です。