連日、財政投融資特別会計と格闘中。党の政策研究会で行っている特別会計検証プロジェクトの一環ですが。
その昔、財政投融資計画の原資は郵便貯金や簡易保険、年金などでした。そうやって集めたおカネを、特殊法人に貸し付けて社会資本整備や政策金融を行っていたわけですが、カネが集まりすぎて、不必要なものにまで貸し付けたり、かえってくる見込みのないものにまで貸し付けたりしていました。私も初当選前後からこの財投問題を徹底的に追及していました。
平成13年、郵便貯金の預託義務がなくなり、財政投融資は財投債と呼ばれる国債と各財投機関が独自に発行する財投機関債で資金を調達するようになり、一時期に比べればそうとう規模も縮小しています。
そして今回さらに透明性、効率性を確保し、いっそうの縮小を目指します。
悩ましいのは、経済合理性を追求すると、見た目は改革が後退しているように見えること。知恵を絞らねば。
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