中塚一宏の「いっこうで行こう！」

時効論議

参議院の民主党会派が単独で過半数。めでたい。参議院選挙も頑張らねば。

さて法務大臣の諮問機関、法制審議会の専門部会が時効の廃止ないし延長を議論しているとか。結構なことと思います。

民事はともかく、刑事については時効制度を見直した方が良いと思う。 特に犯罪の凶悪化、国際化が進む中にあっては、です。

逃げ回れば罪を免れるなどというのはダメ。ぜひ今国会で法改正したいものです。

香川県に出張して来ました

私は党本部組織委員会の委員長代理ですが、組織委員会のメンバーで手分けして、最前線でご苦労をいただいている皆さんのナマの声を聞こうということになりました。今日は民主党香川県連合会の定期大会に参加。

朝の飛行機で高松へ。香川県連大会は、党員とサポーターに声をかけたということですが、たいへんに熱心な支持者のお集り。質疑応答も活発で、特筆すべきは県連の予算立てにまで提案があったということ。「この予算で選挙に勝てるのか」とか「私も資金面で協力する」とか、本当にありがたいご発言があり、香川県連は頑張ってるなぁと、つくづく感じました。

せっかくだからと私も国政報告。もちろん昨今の「政治とカネの問題」についても質問がでましたが、民主党にはとても好意的。というか、更なる改革への情熱のなせるわざ。ありがたい限りです。

予定の時間をオーバーしてしまい、危うく飛行機に乗り遅れる所でしたが、ほんとうなら質問がでなくなるまでお答えしたかったところです。

お集りをいただいた支持者の皆さん、お世話になった香川県連の皆さんにこころより厚く御礼申し上げます。

小泉政治の後始末

先の臨時国会で郵政株式売却凍結法案が成立。三事業一体経営は担保されましたが、まだまだ問題はある。

今の郵政事業、特に問題は貯金と保険ですが、国有民営ということになってます。完全民営化なら、民間企業と同じように仕事をすれば良いわけですが、しかし株は国が持っている。このことは業務の内容に大きな影響を与えます。

例えば、国営のときは貯金の預け入れ限度額が１０００万円と制限されていましたが、それは運用を安全確実なものに限っていたことと対応しています。郵貯銀行は銀行法にもとづく銀行ですから本来こんな規制があってはおかしいわけですが、もし何かあった時に国有銀行としてどのような対応をとるのかー。課題はつきません。

今国会に法案を提出するための期限は三月。あと一ヶ月で内容をまとめることになります。政策の中身も吟味しないで勢いだけでやってしまった郵政民営化。後始末はたいへんです。

選挙また選挙

連日寒い。立春過ぎたというのに。明日はもっと寒くなるのだそうな。

さて今年は参議院選挙がありますが、それが終わればあっという間に来年の統一自治体選挙。私の選挙区においても、市議会議員選挙と県議会議員選挙が行われる予定です。新年会ラッシュの１月がやっと終わったわけですが、２月はもう５日。予算審議が終われば参議院選挙まで３ヶ月ちょっと。あっという間です。

そろそろ各種選挙の準備を進めなければなりませんが、与党なのだから実績も評価されます。何よりも大切なことは良い政治をすることだなと痛感します。。

他山の石となすべきか

小沢幹事長の元・現秘書が起訴。今日が一区切りであることは間違いありません。いずれにしてもご心配をおかけてしている皆さんには申し訳ない限り。一刻も早く国民の生活が第一の政策実現を目指して参ります。

さて「ボルカールール」や「トヨタに制裁金」。ちょっとアメリカ政治がおかしいように感じます。オバマ政権は中間選挙を意識しているのでしょうが、トヨタでなければ制裁金を課すという話にまでなったかどうか。

政治家ですから選挙を意識するのは当たり前。なかなか結果が出せず焦る気持ちもよくわかる。でも奇をてらうのはいかがなものかと思う。他山の石としなければと思います。

節分

今日の国会は参議院。昨年の節分は寒川町町議会議員選挙の告示日だったので、どこの神社にも行きませんでしたが、今年はいくつかの神社でご奉仕。その後、夜の会合に出かける前に家に一度帰って、子供達と豆まき。

節分の頃、季節の変わり目には邪気が生じるとか。邪気を祓って新しい歳を迎えるための儀式のようですが、明日から運気も変わる。なんだかもやっとしている政界の運気も変わってほしいものです。

「夜暗委員会（よくらいいんかい）」

予算の話をしない予算委員会が続く一方、各委員会もまもなく動き出します。

まずは予算委員会の基本的質疑、その後は一般質疑ですが、さらに中央・地方公聴会、分科会と続きます。予算委員会以外の委員会は、担当大臣の空いている時間を利用して委員会を始動。私が理事を務める財務金融委員会の担当大臣は、財務大臣と金融担当大臣。財務大臣は予算担当大臣として予算委員会に張り付きですから、時間が空くのは予算委員会終了後か、大臣がいなくても開ける公聴会や分科会のときだけ。予算委員会が夕方５時に終わってから、財務金融委員会を開くこともあります。

というわけで、財務金融委員会は省庁再編前は大蔵委員会だったのですが、ひとよんで「夜暗委員会（よくらいいんかい）」。業界用語では５時以降に委員会を開くことを「夜なべ」という。いよいよ始まります。 

小沢「独裁」？

ついこないだまで私も野党でしたが、せっかくの代表質問に、「こんなことしか言うことないのかなぁ」と感じたのが自民党総裁谷垣氏の質問。何をもって「独裁」というのか、理解に苦しみます。

初めての野党だからしょうがないのかもしれないけれど、自分と違うからと言って「独裁」と決めつけているようでは、いくらなんでも野党としての底が浅すぎる。まあ底の浅い野党でいてもらった方が、民主党には都合が良いので構いませんが、マスコミまで「独裁」と言っているようではお里が知れる。

小泉政権下でさえ、私自身は「独裁」などと言ったことはなかった。政策の中身はとにかく、代議制民主主義という制度の中で、選挙で選ばれて政治を行っているわけで、「独裁」などという言葉はあたらないはず。民主党政権がダメなら次の選挙で交代するわけで、「独裁」ではない。

歴史的に見て、日本の政治の不幸は、リーダーシップを発揮しすぎたからではなく、リーダーシップ不在によって招かれたということをぜひ知ってほしいものです。