日本の国会は会期制をとっていて、通常国会は150日。なぜかというと、なんでも多数決で決める国会において、多数派の数の横暴に一定の歯止めをかけるために導入されているのです。
政府・与党は限られた会期の中で、成立させたい予算や法律をあらかじめ決めて国会に提出します。それらが会期内に成立しないということは、その予算・法律に問題があるか、それを提出している与党に問題があるかいずれかの理由による。その場合は国会を閉じて、みな選挙区に帰って頭を冷やし、国民の声を聞こう、というのが会期制の趣旨。今回の場合は、補正予算案ではなくて、当初予算を撤回して出しなおすのがスジだったはず。
とうことで、なんでもありでは困ります。他方、これで解散の時期もだいたい見えてきました。
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