中塚一宏の「いっこうで行こう！」

ものもらい

久しぶりに「ものもらい」ができました。一昨日から痛み出してとても痛い。今日、とある行事で同席した長老の市議さんに「ものもらいができちゃって」と話をすると、「それは『票もらい』だな」。さすがに年季の入っている人は言うことが違う。

今日もミニ集会。開催にご尽力いただいた後援会関係者の皆さんに感謝です。任期満了まで残り８０日ほど。最後まで主権者の皆さんとの対話を続けます。

骨太の方針とマニフェスト

自民党は「経済財政運営の基本方針」いわゆる「骨太の方針２００９」の了承を見送り。ネックは社会保障費の自然増抑制２２００億円。必ず行われる衆議院総選挙がちらつくからでしょうが、だったらはじめからこんな意味の無いこと、やめておけば良かったのに。

それにしても骨太の方針はすなわち政策要綱、マニフェストと同じもののはず。自民党の政権公約と同じでなければ意味は無い。国民の皆さん、ぜひご注目を。

「私が決めます」と言っても・・・

天皇陛下が７月初旬から海外訪問。その間解散詔書に御名御璽をいただけないので、解散するとしたら陛下のご出発前。７月２日とか、７月３日とか。

お帰りになるのは７月中旬。都議会議員選挙終了後です。麻生総理は「解散は私が決めます」と言ってましたが、選択の幅はほとんどない。もちろんやる気になればできないことは何もありませんが、常識的には６月末７月初旬でなければ７月中旬以降です。

都議選に自民党が敗北するような事態になれば、麻生総理が解散できるかどうかも分かりません。だから選挙は早いと考えるのが政界の常識。総理大臣に常識があればの話ですが。

解散総選挙の時期

いろいろな会合で、常に私が申し上げてきたのは、「総理が本当の政治家なら、解散総選挙は早い」。

お陰さまで千葉市長選挙も勝ちました。都議選でも民主党が躍進すれば、「麻生じゃダメだ」となるのは政治の世界の常識です。

都議選以降に衆議院選挙を先送りして、麻生総理にメリットはない。つぎの衆議院選挙後、自公で衆議院三分の二はあり得ません。参議院では現在でも自公で過半数に至ってない。と、いうことは次の衆議院総選挙後、自公連立の意義はないということです。

自民党幹部が、都議選と同日選挙と言っているのは、ある意味当たり前。麻生総理のことを真剣に考えていっているのだと思います。だって公明党に義理立てして衆議院選挙を先送りする理由は何一つないのですから。

だから総理が本当の政治家、大局を見誤らない政治家なら、解散総選挙は早い。都議選と同日選はなくても、都議選前に解散するのは当然の選択です。

この国では誰が権力者なのか？

今日もあちらこちらとお邪魔をしてまいりましたが、どこへ行っても出るのが日本郵政社長人事をめぐる鳩山前総務大臣の辞任問題。
この問題の切り口はいろいろですし、民営化賛成の人もいれば反対の人もいるのですが、私がどう考えてもおかしいと思うのは、日本郵政のことを「民間会社」という自民党の政治家やマスコミがあるのだけれど、日本郵政は「民間会社」ではなく、国が１００パーセントの株式を持つ「特殊会社」です。
民間会社なら、国が経営に口を挟むのは問題ですが、特殊会社なのですから国として意見を言うのはある意味当たり前。所管の大臣が特殊会社の社長の人事をめぐって辞任するなど、前代未聞。つまり誰が一番偉いのか、ということです。
という意味において、今回の日本郵政問題は私にはまったく訳がわかりません。総理大臣より総務大臣より権限を持っている人がどこかにいるということなのですから。

なんと平安時代以来

比叡山延暦寺の天台座主が高野山金剛峰寺を訪問。平安時代以来とのこと。

私は学生のころに比叡山延暦寺に居候してましたので、感慨もひとしおです。

歴史は往々にして脚色されることが多く、伝教大師と弘法大師がほんとうに仲が良くなかったのかどうかはわかりませんが、それでも１２００年ぶりなのですから、これも歴史に残ること。

おりしもイスラエルの大統領が、条件付ながらもパレスチナ国家を容認する姿勢を打ち出しました。まだまだ紆余曲折あると思いますが、これも新たな一歩です。

政権交代と政界再編

鳩山邦夫氏の総務相辞任後、マスコミは政界再編期待一色で、日曜日の報道番組もメインのテーマだったようです（私は見てませんが）。

政界再編と政権交代は相容れない。政権交代前に政界再編を期待するのは、「いまのまま」を望む人たち。明治維新もそうですが、江戸幕府も公武合体などいろいろな「政界再編」を試みましたが、結局は自己改革ができずに政権崩壊します。

政界再編が起こるとしたら、それは政権交代後。自民党が野党になったときからです。

なんでこんなことになるのか？

総務大臣辞任騒動、結局麻生総理自身が民営化に完全に賛成していた訳ではない、というのが理由の一つ。そしていまひとつは、昨年９月麻生内閣発足の際、ほんとうはすぐに解散総選挙を行うつもりで、内閣を「お友達」というか、「論功行賞」だけで決めてしまった、これが今回の混乱の原因でしょう。

所管大臣・担当大臣が、どのような考えを持っているかというのは、きちんと把握した上で組閣するのが当たり前。すぐに総選挙をするつもりが、判断できずにずるずる延ばしてしまった。そのツケが今回ってきているのです。

郵政民営化の呪縛

所管大臣が所管の特殊会社の社長人事でつまづいて更迭される。なんかよくわかりません。

そもそも西川善文氏は、自分の経営していた銀行に公的資金の注入を受けた人。自分の会社を国のお陰で立て直してもらったわけで、そういう人が日本郵政の社長をすること自体、私には納得できません。かんぽの宿の問題がなくても、社長として不適格です。

しかし総理は何を考えているやら。自分の選対本部長だった人を切ったわけですから。案外、どうして良いかわからなくなってしまっているのかもしれません。

意味のない言葉

日本郵政社長の人事。総理は必殺「私が決めます」。解散の時期にせよ、日本郵政の人事にせよ、総理大臣が決めれば決まるのは当たり前のこと。「私が決めます」ということばに、全く意味はありません。
麻生総理は自民党の中でも弱小派閥を歩んできた人だから、こういう修羅場に慣れていないのでしょう。双方の顔を立てることは難しいわけで、どちらを切るのか分かりませんが、どうも解散の時期とも関連するような気もします。