「士農工商」という言葉があるけれど、江戸時代以来、どうも日本は制度が変わっても、中身が変わっていないような気がします。
政府は2009年度の補正予算案提出を決定。景気対策の必要性はいうまでもありませんが、問題はその中身。「お上」の用意したメニュー・官僚のつくった予算や法律を追認するだけが国会の役割なら、国会はいらないし、野党はいりません。
アメリカでオバマ新政権があれほどはやく景気対策を成立させたのは、上下両院が話し合って景気対策案を一つに取りまとめたから。与党民主党の方が上下両院とも多数を占めているにもかかわらず、民主党が野党共和党の意見を聞いたからこそ、早く成立したのです。
日本の国会は参議院で与野党逆転中。政府が早く経済対策を成立させたいなら、野党の意見を取り入れて修正するべきなのです。
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